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公明党に問うこの国のゆくえ

著:田原 総一朗
著:山口 那津男

紙版

内容紹介

公明党に問う この国のゆくえ


日本政治の舵を取る
公明党のすべてがわかる!

当代随一のジャーナリスト・田原総一朗が、
公明党の山口那津男代表に舌鋒鋭く迫る。

公明党は、<生命・生活・生存>を最大に尊重する人間主義を貫き、人間・人類の幸福追求を目的とする国民政党である。2019年には自公連立20年、山口氏が公明党代表に就いて10年の節目を迎えた。今や「自民党は公明党がいないと選挙に勝てない」と言われるほど、日本の政治で存在感を示している。

田原氏が公明党に強い関心を抱いたのは、1993年に細川護熙連立政権が発足したのがきっかけである。1955年以降、38年間にわたって単独で政権を握ってきた自民党の支配体制が崩壊したのだ。
公明党はなぜ自民党と連立政権を組むことになったのか。現在、世界中を空前の混乱に陥れているコロナ・ショックを、公明党は、山口代表はどのように捉え、どのように対応すべきだと考えているのか。そして、公明党は日本をどのような国にしようとしているのか。さらに憲法改正、安保法制、外交政策に至るまで、田原氏が山口代表にあらゆる疑問をぶつける。

目次

【本書の内容】
第1章 公明党とはどのような政党か
第2章 自公連立20年
第3章 新型コロナウイルス感染症対策
第4章 憲法改正、安保法制、外交政策
第5章 社会保障政策
第6章 公明党が目指す日本

公明党の基盤を支える地方議員の活躍/宗教団体が政治を支援するのは是か非か/政策に欠かせない女性議員の目線/自民党から持ちかけられた突然の連立要請/民主党政権下で臥薪嘗胆の日々/安倍政権はスキャンダルの温床!?/一律10万円給付決定までの舞台裏/集団的自衛権は憲法違反か/日米地位協定は今後どうあるべきか/日中関係のカギを握る公明党/消費税率10%へのアップがもたらしたもの/無償化3本柱が実現するまで/好景気時代の幻影を捨てよ/国際協力がコロナ収束のカギを握る ほか

著者略歴

著:田原 総一朗
田原総一朗(たはら・そういちろう)
1934(昭和9)年、滋賀県生まれ。1960年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。1963年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)に開局の準備段階から入社。1977年、フリーに。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。1998年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。早稲田大学特命教授と「大隈塾」塾頭を務めた(2017年3月まで)。「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)、「激論! クロスファイア」(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数。著書に『創価学会』『脱属国論』(井上達夫氏、伊勢﨑賢治氏との共著)(いずれも小社)、『戦後日本政治の総括』(岩波書店)、『日本人と天皇 昭和天皇までの二千年を追う』(中央公論新社)、『日本の戦争』(小学館)ほか多数。
著:山口 那津男
山口那津男(やまぐち・なつお)
1952(昭和27)年7月12日、茨城県生まれ。水戸第一高校、東京大学法学部卒。弁護士。東京都葛飾区在住。1990年に衆院初当選(当選2回)し、2001年から参院議員(4期目)。防衛政務次官(細川護熙内閣)、参院行政監視委員長、党政務調査会長などを歴任し、2009年9月より党代表。愛称は、なっちゃん。座右の銘は「至誠一貫」(国民に対して誠実を貫き通す)。「人の痛みを分かち合うところから、すべてが始まる」と、人の話にじっくり耳を傾け、親身に相談に乗る。その振る舞いは、弁護士時代から一貫して変わらない。ライフワークとして、紛争後も住民の命や手足を奪う「地雷」の除去支援や、子爆弾を散布し無差別に人を殺傷する「クラスター弾」の全廃、離島支援や学校耐震化、東京大気汚染訴訟の全面解決などに尽力。国会論戦での緻密な論理と独自の調査を基にした鋭い追及により、「政界きっての論客」と言われる。

ISBN:9784620326511
出版社:毎日新聞出版
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPL