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放送大学教材

フィールドワークと民族誌

著:大村 敬一
著:中空 萌

紙版

内容紹介

グローバル化が進展した今日の世界では、「人新世」という概念に象徴されるように、人類と地球の活動のもつれ合いが明らかになり、自らの活動を地球環境との関係の中で考える必要に迫られている。こうした現状にあり、人類の過去と現在の普遍性と多様性を考えることを通して、その未来を切り拓こうとする文化人類学の重要性が高まっている。本書では、著者たちの経験に基づき、文化人類学を基礎づけるフィールドワークと民族誌の現状を具体的に紹介する。

目次

1.「人新世」時代におけるフィールドワークと民族誌 2.本質主義の陥穽:フィールドワークと民族誌の功罪 3.同一性の政治を超えて:過剰なる他者とどのようにつき合うか? 4.関係としてのフィールド:可能性を拓くためのフィールドワーク 5.新たな現実の創造を目指して:地球に棲まう存在の民族誌 6.問いの連鎖が拓くつながり:フィールドワークと民族誌の可能性 7.民族誌を書きはじめるとき 8.面白いものを見つける系統的な方法 9.生成する世界のフィールドワーク 10.資本主義の民族誌 11.「人新世」時代の科学のフィールドワーク 12.「人新世」時代の法の民族誌 13.臨床の場のフィールドワーク 14.理性的言語を超えて:別様に聞く、書く 15.フィールドワークと民族誌の未来

ISBN:9784595324567
出版社:放送大学教育振興会
判型:A5
ページ数:300ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC