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1980年代――夢と栄華の時代が用意した〈失われた30年〉

著:西村幸祐

紙版

内容紹介

誰もが輝く未来を疑わなかった時代だからこそ、
我が国が苦境に喘ぐことに繫がる
バタフライエフェクトが点在していた。
自動車生産台数も鉄鋼生産高も世界一になり、ファッションもF1も映画もハイテクも世界を席巻していた80年代日本。何を間違え奈落の底に突き落とされたのか? 政治経済、ハイカルチャー、サブカルチャー、あらゆるジャンルでそれを考察していく。
序 章〈失われた30年〉とは何か
第一章 日本の黄金時代、1980年代と村上春樹
第二章 底抜けに明るい「柔らかい個人主義」
第三章 反日のはじまりと言論統制
第四章 1985「同時代文化」の輝きとプラザ合意
第五章 左翼からサヨクへ
第六章 80年代後半の日本に空いた大きな暗い穴
第七章 昭和の終わりと日本の黄金時代
終 章〈失われた30年〉への訣別

著者略歴

著:西村幸祐
西村幸祐(にしむら・こうゆう)
昭和27(1952)年東京都生まれ。批評家、作家、ジャーナリスト。慶應義塾大学文学部哲学科中退。在学中に第7次『三田文学』編集担当。『ニュー・ミュージックマガジン』(現・『ミュージックマガジン』)、レコーディングディレクター、コピーライターを経て、1980年代後半から、おもにスポーツをテーマに作家、ジャーナリストとしての活動を開始。平成14(2002)年の日韓W杯を機に、歴史認識問題や拉致問題、メディア論に関する取材、評論を展開する。『撃論ムック』『ジャパニズム』をそれぞれ創刊、編集長を歴任。故・西部邁氏が顧問の論壇誌『表現者』編集委員を務める。著書に、『日本人だけが知らなかった「安倍晋三」の真実』『報道しない自由』『九条という病』(ワニ・ブックス【PLUS】新書)、『安倍晋三黙示録』(エムディエヌコーポレーション)など多数ある。。

ISBN:9784594096700
出版社:扶桑社
判型:4-6
ページ数:360ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2024年12月
発売日:2024年12月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ