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おしゃべりな銀座

編:銀座百点

紙版

内容紹介

日本初のタウン誌「銀座百点」から生まれた珠玉のエッセイ50篇

きらきらと輝くショーウインドウ、軒を連ねる画廊、資生堂パーラーのアイスクリーム、思い出のフルーツポンチ……。作家や女優、映画監督らが紡いだ銀座への想いを一冊に。忘れえぬ出会いと街のぬくもりが心を灯す極上のエッセイ集。

【収録エッセイ】

天空の城・ギンザ  朝井リョウ 
小料理屋  朝吹真理子  
老舗が気になる  有栖川有栖  
こどもの銀座  いしいしんじ  
遠のいていく記憶の構図  いとうせいこう  
ご馳走になってばかり  戌井昭人  
田舎者、銀座を歩く  乾ルカ  
ノブイチと僕  井上夢人  
別れが言えない銀座  岩松了  
最後の夢を生んだ街  植松伸夫  
初心で歩く街  内澤旬子  
銀座と映画と僕のはなし  大根仁  
銀座が私の初舞台  岡田茉莉子  
奇妙な思い出  金井美恵子  
おやかましゅう  金子國義
ブルーノ・タウトの小箱  隈研吾  
銀座のこと  ケラリーノ・サンドロヴィッチ  
水色のドレス  小池昌代  
本と銀座とわたし  坂木司  
もしも、無実の罪で追われる身になったら 私は銀座をこう逃げる  佐藤雅彦  
母の銀座  ジェーン・スー  
街を走っていた  小路幸也  
銀座の五年間  白井晃  
昨日銀座を歩いていると  管啓次郎  
思い出の街は銀座  宗左近  
墓場から銀座まで  高野秀行
美しい銀座の私  田中慎弥  
とりとめのない話  田中芳樹  
帽子の光沢  千早茜  
数寄屋橋ハンターのこと  都築響一  
銀座と私  中川李枝子  
唐揚げ考  南條竹則  
銀座ヒット  西川美和  
銀座のウシツツキ  似鳥鶏  
未来のようで懐かしく  東直子  
銀座は習うより慣れよ  東山彰良  
銀座の銀は銀  藤野可織  
銀座は遠いところだった  保坂和志  
銀座の思い出  堀威夫  
銀座での個展  牧野伊三夫  
銀座雑感  松尾スズキ
増えていく銀座の思い出  松田青子  
笑うコルク、微笑む人  道尾秀介
君のメルアドは  宮沢章夫  
銀座か、あるいは東京か  森絵都  
大阪生まれが銀座を行く  森村泰昌  
ネクタイとフルーツポンチ  湯本香樹実  
遠い銀座と〈音鮨〉のこと  吉田篤弘  
ステーキとノコギリ女  寄藤文平  
ドラマのADだったころ  和田竜

著者略歴

編:銀座百点
「銀座のかおりを届ける雑誌」として、一九五五年に創刊された日本初のタウン誌。「銀座に店舗を持ち、常に信用と奉仕の百点満点を心するもの百店」で発足(一九五四年当時)した「銀座百店会」が発行する。創刊号から久保田万太郎、吉屋信子、源氏鶏太らが執筆陣として名を連ね、その後の連載からは、向田邦子『父の詫び状』、池波正太郎『池波正太郎の銀座日記』、和田誠『銀座界隈ドキドキの日々』など数多くの名作が生まれた。銀座のもつ文化的側面を伝えることを目的とした姿勢は一貫して受け継がれ、銀座の街同様、現在も多くの読者に愛され続けている。男性は上着のポケットに、女性はハンドバッグに収まるよう考えられた、縦約一三センチ×横約一八センチの横長の判型は、創刊当時から変わらない「銀座百点」ならではの特徴である。

付属物

タウン誌;銀座百点;資生堂パーラー;銀座;銀座百店会

ISBN:9784594077167
出版社:扶桑社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年06月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ