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江戸幕府は、1603年に徳川家康が征夷大将軍に任命されてから、1867年に政権を朝廷に返上するまで、およそ265年間続きました。その江戸幕府を率いた15人の将軍は、必ず徳川家から選ばれました。
徳川将軍家のすごいところは、将軍を頂点とする支配体制を整備したところ。15人の将軍のもとで、国内の政治は安定し、産業や文化が大いに発展しました。しかし、アメリカからの黒船の来航など、外交政策をめぐっての混乱が幕府の権威を弱め、江戸幕府は幕を閉じ、日本は明治時代という新たな時代をむかえました。
この本では、15人の徳川歴代将軍の簡単な伝記と、代表的な政策やエピソード、当時の社会についてしょうかいします。
この1冊で、徳川15代将軍と江戸時代がわかる！

監：本郷 和人
本郷和人
東京大学史料編纂所教授。文学博士。専門は日本中世政治史、および史料学。主な著書に、『日本史のツボ』（文藝春秋）、『真説 戦国武将の素顔』（宝島社）、『壬申の乱と関ヶ原の戦い−なぜ同じ場所で戦われたのか』（祥伝社）、『武士とはなにか 中世の王権を読み解く』『戦いの日本史 武士の時代を読み直す』（KADOKAWA）、『戦国武将の明暗』（新潮社）など多数。

絵：山中 玲奈
山中玲奈
東京都在住。CM制作、出版、印刷会社での勤務を経て、2015年にフリーランスのイラストレーターとして活動を始める。雑誌、広告などで幅広く活動中で、個展を開催することも。主な挿絵に『ビジュアルでつかむ！　俳句の達人たち 与謝蕪村』、『伝統の美がひかる！　江戸時代の天才絵師 尾形光琳』（ほるぷ出版）がある。

絵：上田 英津子
上田英津子
学習ものが得意なイラストレーター。書籍・雑誌・教材・広告・新聞など、幅広い分野で活動中。名古屋生まれ東京在住。愛知県立芸術大学デザイン科卒業。広告会社を経て、フリーのイラストレーターとなる。