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ポプラ新書 152

医療経済の嘘

著:森田 洋之

紙版

内容紹介

「病院がなくても住民の健康は変わらない!?」
京都大学特別講義などでも話題となった、
医療と医療費の不都合な真実とは?

財政破綻後の夕張に医師として赴任した筆者は、
夕張市民が笑顔で生活していたことに驚く。
その後、夕張および全国のデータさらに医療経済学的知見から見えてきたのは、医療経済の拡大が必ずしも健康と比例しない現実であった。
医学的・経済学的な見地から、医療や地域の問題を鮮やかに描き出し、
日本の明るい未来への処方箋を提示する希望の書。

日本医学ジャーナリスト協会優秀賞受賞!
『破綻からの奇蹟~いま夕張市民から学ぶこと~』
に続く、医療経済への提言!

(もくじより抜粋)
第1章 なぜ高い医療費を払っても健康にならないのか?
・都道府県によって1人あたりの入院医療費に倍以上の差がある現状
・「医療費が高い=健康」は本当か? など

第2章 病院ゼロ、高齢化率日本一の夕張市で起こったこと
・夕張の地域社会について
・「人口減少の都市型社会で、それでも幸せに生きる」ということ など

第3章 人口10人・高齢化率100%の集落から見た新しい医療のあり方
・高齢化率100%の集落に住む住民の「幸福」とは
・胃ろう・絶食の人も実は8割食べられた!<衝撃の学会報告> など

第4章 医療市場の不都合な真実
・終末期医療の世界には正解がない?
・「社会的共通資本」と宇沢弘文先生 など

終 章 みんなが幸せに暮らせる「本当の医療」とは
・医療の問題は「誰が」悪いのか など

ISBN:9784591159262
出版社:ポプラ社
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2018年06月
発売日:2018年06月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MBN