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医者のたまご、世界を転がる。

著:中島 侑子

紙版

内容紹介

3年間52カ国のひとり旅。
そのオドロキとトキメキをたっぷり詰め込んだ
「エンタメ医療紀行」誕生!

「私、このまま世界を知らないまま医者になってもいいの?」

研修医として修行を積む中で、自由を求め世界へ飛び出した著者。
ネパールの無医村、インドの路地裏、パキスタンのテロリスト村……
幾多の出会いと冒険を経て著者が行き着いたのは、救命救急の現場だった。

本書は、ただの旅人として世界を転がりまわった駆け出しドクターが、
救命救急医として成長するまでを描く等身大の旅エッセイである。

【本文ダイジェスト】
シャーマンがまた木のストローを肩に当てた。
やはり、何かを吸っているようにしか見えないが、いったい何を吸っているのだろう……。
と思っているうちに、また水しぶきがあがった! 
水は、村人の長い髪の毛の先まで滴り落ちている。
シャーマンは、さも当然のように吸った水を缶の中にペッと吐き出した。
夢、ではない。本当にあるのだ……。こんな世界が現実に!
(「Chapter2 インド 摩訶不思議! インド奥地で出会ったシャーマンの医療」より)

目次

まえがき
Chapter1 ネパール 無医村で出会った村人全員の命を預かる青年
Chapter2 インドⅠ 摩訶不思議! インド奥地で出会ったシャーマンの医療
Chapter3 インドⅡ ガンジス河で奇病にかかる
Chapter4 パキスタン 診察したらテロリスト!?
Chapter5 キューバ キューバの社会主義と日本の医療業界の共通点?
Chapter6 ボリビア 突撃! 病院見学での葛藤
Chapter7 エチオピア シャーマン再び! 人に霊が乗り移る瞬間!
Chapter8 ケニア スラム街で聴診器
Chapter9 スウェーデン ホームステイで想う、豊かさって何だろう?
Chapter10 日本  帰国、そして私は救命救急医になる
謝辞とあとがき

【著者プロフィール】
中島侑子(なかじま・ゆうこ)
救命救急医。旅行医学会認定医。
1982年、東京生まれ。2007年3月、山口大学医学部医学科を卒業し、同年4月からは東京都内で研修医として勤務。09年4月、研修医修了後、世界一周に出発。12年8月の帰国後、全国の学校やホール等で講演会、写真展を多数開催。観光庁の依頼で「若旅プロジェクト」DVD作成にも従事。13年10月から東京の大学病院で救命救急医として勤務。15年4月からは沖縄で救命救急医として働きながら、日本初のNPO運営による救急ヘリに従事。16年1月からは長野の病院で救急立ち上げに従事。また、旅行医学会認定医として原稿の執筆、海外赴任や旅行のためのアドバイスも行う。

ISBN:9784591150184
出版社:ポプラ社
判型:4-6
ページ数:223ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年05月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MBN