"神さま"のもとでアルバイト!?
期待の新鋭が綴る、ユーモラスで心温まる物語!
勤めていたバーの店長が夜逃げして、突然仕事を失ったぼく。さらに、住んでいたアパートも取り壊されることになり、途方に暮れていたところ、町はずれの神社で、きれいなお姉さんと出会う。彼女は、態度が大きく、口も悪いけれど、どこかチャーミング。そんな彼女は、ここの”神さま”だという。半信半疑のぼくだが、彼女が神無月(旧暦の十月)に出雲へ行くまでに、願いごとのあるひとを三人連れてくるように言われ、奔走することに――笑いと涙、そして福をもたらす(かもしれない)物語、文庫書き下ろしで登場です!