和紙文化研究事典
著:久米 康生
紙版
内容紹介
日本の伝統工芸品である手漉き和紙は、用途の多彩さと強度、さらに「質の美」において世界に類を見ない。しかし、D. ハンターらによって絶賛されながらも、国内での関心は低く研究者の層も薄いことから、多くの誤謬が「通説」としてまかり通ってきた。その現状を改善し、和紙の伝統を後世に正しく伝えるべく刊行された『和紙文化辞典』(わがみ堂)に、「和紙文化の歴史」を増補し改訂した新版。
目次
はじめに
和紙文化の歴史
紙つくりは中国前漢代に始まる
古代日本の紙
王朝文化を支えた紙屋紙と檀紙
中世武家社会の紙
近世町人社会の重要な生活物資に
多彩な生活文化用品としての加工
洋紙の圧力に耐えて守る伝統
和紙製法の特徴
製紙原料の特質
丹念な手づくり
丁重な紙料つくり
洗練された紙漉き
和紙の仕上げ
粘剤のすぐれた作用
ネリを抽出する植物
塡料としての米粉と白土
和紙の寸法
全国の紙郷分布
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和紙文化用語解説
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和紙史略年表
和紙文化関係の主要文献
ISBN:9784588321276
。出版社:法政大学出版局
。判型:A5
。ページ数:448ページ
。定価:7800円(本体)
。発行年月日:2012年10月
。発売日:2012年10月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDPJ1。