啓蒙の地下文書 I
監訳:野沢 協
他訳:三井 吉俊
他訳:石川 光一
紙版
内容紹介
18世紀後半における啓蒙思想の全面的開花に先立ち、すでに世紀前半から、手書き写本の形で秘密裡に流布した夥しい数の反宗教文書があった。新思想の最も攻撃的な側面を地下で準備したそれらの文書の重要性はかねてから指摘されてはいたが、フランス本国でさえ20世紀後半になって本格的研究が始まった「地下文書」の代表的なものを訳出し、啓蒙思想の知られざる側面に光を当てる。
目次
『三詐欺師論』(三井吉俊訳)
『トラシュブロスからレウキッペへの手紙』(石川光一訳)
『生死一如』(寺田元一訳)
『物質的霊魂』(野沢協訳)
『キリスト教分析』(大津真作訳)
『キリスト教弁証論者の批判的検討』(野沢協訳)
『ジャン・メリエの遺言書』(三井吉俊訳)
『宗教の検討』(逸見龍生訳)