思想*多島海シリーズ 10
バークリ
観念論・科学・常識
著:戸田 剛文
紙版
内容紹介
わが国ではいまなお「主観的観念論」の哲学者として狭く解釈されがちなバークリ。しかし、その経験論哲学における常識擁護の側面をはじめとして、数学・医学・経済学など多方面にわたる関心とその著作、聖職者としての宗教活動、さらに米国に渡っての大学創設事業など、きわめて特異な思想家として国際的にその重要性が再評価されている。バークリの生涯と哲学の核心を捉える。