叢書・ウニベルシタス 1027
目に見えるものの署名
ジェイムソン映画論
著:フレドリック・ジェイムソン
訳:椎名 美智
訳:武田 ちあき
紙版
内容紹介
あらゆる映画はポルノグラフィである──。「見る」という行為を通して世界が所有される今日、映画は世界を容赦なく裸体にする。ポストモダンを代表する論客が『狼たちの午後』(シドニー・ルメット)、『シャイニング』(スタンリー・キューブリック)、『ディーバ』(ジャン=ジャック・ベネックス)など、数々の著名な映画作品を分析し、現代における権力と欲望の闘争を抉り出す。「映像の存在論」をなす著者渾身の論考群。
目次
序論
第一部
第1章 大衆文化における物象化とユートピア
第2章 現代の大衆文化にみられる階級とアレゴリー──政治映画としての『狼たちの午後』
第3章 『ディーバ』とフランス社会主義
第4章 「破壊的要素に没入せよ」──ハンス=ユルゲン・ジーバーベルクと文化革命
第5章 『シャイニング』の語りと歴史主義
第6章 アレゴリーで読むヒッチコック
第7章 映画の魔術的リアリズム
第二部
第8章 イタリアの実存
ISBN:9784588010279
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:414ページ
。定価:5500円(本体)
。発行年月日:2015年06月
。発売日:2015年06月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF。