叢書・ウニベルシタス 971
イメージの前で
美術史の目的への問い
著:ジョルジュ・ディディ=ユベルマン
訳:江澤 健一郎
紙版
内容紹介
ルネッサンス期以降、学問としての美術史はいかなる知の言説として確立されたのか。ヴァザーリによる人文主義的美術史の発明から、パノフスキー的イコノロジーの成立にいたる美学の歴史を、表象の裂け目に現れるフロイト的「徴候」への眼差しを通じて批判的に解体する“美術史の脱構築”。バタイユやヴァールブルクを継承し、独自のイメージ人類学を実践する注目の美術史家の初期代表作。
目次
提起される問い
第一章 単なる実践の限界内における美術史
第二章 再生としての芸術 そして理想的人間の不死性
第三章 単なる理性の限界内における美術史
第四章 裂け目としてのイメージ そして受肉した神の死
補遺 細部という問題、面という問題
〈付録〉内容紹介文
訳者あとがき
図版目録
人名索引
ISBN:9784588009716
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:494ページ
。定価:4600円(本体)
。発行年月日:2012年02月
。発売日:2012年02月29日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA。