形象的なものの決意
不透明性としての形象的なもの
真理としての形象的なもの
出来事としての形象的なもの
《意義と指示》
弁証法、人差し指、形式
体系内と体系外の否定
弁証法と指示詞
象徴の内在性とされるもの
直喩の外在性とされるもの
逆過程と超反省
超反省──現象学の希望
身振りではなく逆過程
思考の形象──『骰子一擲』
言語記号?
いかなる不在?
表現、意義、指示
二重分節と抑圧
体系における厚みの効果
場
意義から価値へ
不透明性の強迫
言説の縁にある厚み
指向、意義、表現
換入とその限界
〈否〉と対象の定立
〈然り〉としての〈否〉
否定と死の欲動
対立と差異
二者択一の彼岸
非人間の性
対立は表意的差異である
ある作業の痕跡
性と配置(dispositio)
時間は抑圧する
側面性
《欲望の「歴史」の一断章をめぐるヴェドゥータ》
中立的空間と言説の定立
ロマンス語のミニアチュール写本における形象とテクスト
ロマンス語作品におけるテクストと形象
新たな哲学の空間
絵画的空間の回転
逆回転
《他なる空間》
線と文字
読めるものと見えるもの
語る絵画
幻想的エクリチュールの貧しさ
狭間世界、幻想の彼方
「夢作業は思考しない」
Ⅰ 歪曲
Ⅱ 隠喩と言説
Ⅲ 二次加工の偽書記法
欲望と形象的なものとの共謀
欲望の空間
諸形象
言説における欲望
認識と真理
形象的なものはいかにして言説のうちに現前しているか
現実性の乏しさに関する余談
隠喩と身振り
いくつかの隠喩──それらの身振りはどこにあるのか
現象学と共同本性性
和解としての表現
判じ物(loquitur)
判じ物は言説を加工する……
……そして造形的空間を加工する
判じ物と規則
テクスト内主義とテクスト外主義
意味の場所
詩的狂気の理性的な一覧表
誰がどのように加工するのか
隔たりの再認とその回収
一種の「感情的」言語
もうひとつの「感情的言語」
おとりは像に固執しない
詩的なものは脱構築に固執する
形説・言象、幻想のユートピア
§1 偽起源的な場
§2 幻想の一覧表
§3 欲動の運命
§4 言語代表の運命
§5 物代表の運命
§6 「叩く」
回帰、自己‐説明、二重の逆転
回帰と詩的なもの
浮遊的テクスト‐対象
シェイクスピアの挿話
浮遊的聴取と二重の逆転
シェイクスピアの挿話
解説 岸辺のない漂流 合田正人
訳者あとがき 三浦直希
図と図版の解説付き一覧/引用文献/索引