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学習院本「藤袴」(榊原本僚帖)の書誌学的考察

著:武藤那賀子

紙版

内容紹介

定家本系統でありながら注目すべき独自本文を具備した鎌倉時代中期写本、学習院大学蔵『源氏物語』「藤袴」帖の全編を高精細のカラー画像にて影印。
さらに、全編の翻刻および僚帖である国文研蔵「榊原本」をはじめ、諸本との比較検討による考察を記した研究篇を収載。
書誌学的知見を活かした『源氏物語』研究における新たな礎を提示する。

目次

はじめに
影印編 学習院本「藤袴」
解説編
 一 書誌情報
 補論 日本大学所蔵三条西家本と榊原本―「桐壺」巻の書誌情報の比較
 二 翻刻
 三 表記
 四 書誌学から読みへ
 補遺 学習院大学所蔵 三條西家旧蔵本『源氏物語』「若紫」「須磨」「明石」の書誌
あとがき

著者略歴

著:武藤那賀子
武藤那賀子(むとう・ながこ)
鹿児島国際大学国際文化学部准教授。専門は書誌学、物語文学。
主な論文に「幻想の音―「見せるもの」「参加するもの」としての『源氏物語』「女楽」」(『物語研究』(20)、19-31、2020年3月)、「同じ呼称の人物が織りなす物語―『浅茅が露』における「中将」」(『物語研究』(22)、139-147、2022年3月)、「ディアスポラを志向する昔男―『伊勢物語』「東下り」の和歌と境」(『日本文学』71(3)、33-42、2022年3月)などがある。

ISBN:9784585390237
出版社:勉誠出版
判型:B5
ページ数:184ページ
定価:15000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ