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デジタルアーカイブ・ベーシックス

ひらかれる公共資料

「デジタル公共文書」という問題提起

編:福島幸宏

紙版

内容紹介

デジタル環境の中、従来の公文書のみならず、公共性をもつ民間のデジタルコンテンツも対象として、利活用可能な形で蓄積されるべき「デジタル公共文書」。
この新たな概念を、利活用者の視点から、新しい知識や社会生活などを生み出す源泉として位置づけ、議論を試みる。

「デジタルアーカイブ・ベーシックス」第2期(全3巻)完結!

目次

本書の趣旨と構成 福島幸宏
序章 「デジタル公共文書」をめぐって―いくつかの論点 古賀崇
第1章 公文書管理問題と電子文書化のゆくえ 瀬畑源
第2章 大学の情報をめぐる諸制度と取り組みの展開過程からみる「デジタル公共文書」 加藤諭
第3章 「デジタル公共文書」と民間資料―市民活動資料の視点から 山本唯人
第4章 これからの情報基盤とデジタル公共文書―DX以降の社会に向けて 林和弘
第5章 ウェブアーカイブとオーラルヒストリーデジタルアーカイブ―海外の「デジタル公共文書」の先行事例として 武田和也
第6章 研究データを公共空間に繋げる―データジャーナルによるデータ共有体制の構築 南山泰之
第7章 パブリックヒストリーから考える「デジタル公共文書」 菊池信彦
終章 「デジタル公共文書」の議論と公共の再定義 福島幸宏

執筆者一覧

著者略歴

編:福島幸宏
福島幸宏(ふくしま・ゆきひろ)
1973年生まれ。慶應義塾大学文学部准教授。
専門はデジタルアーカイブ、図書館情報学、アーカイブズ、日本近現代史。
主な著書に『デジタル時代のアーカイブ系譜学』(共著、みすず書房、2022年)、『占領期の都市空間を考える』(共著、水声社、2020年)、『デジタル文化資源の活用―地域の記憶とアーカイブ』(共著、勉誠出版、2011年)などがある。

ISBN:9784585303039
出版社:勉誠社
判型:A5
ページ数:216ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLM