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入門 デジタルアーカイブ

まなぶ・つくる・つかう

編:柳 与志夫

紙版

内容紹介

具体的な作業手順がわからない、手引き書の用語がわからない、コストがいくらかかるのかわからない……などなど、実際のデジタルアーカイブ構築に携わる現場の人々が困惑する問題を徹底解説。
デジタルアーカイブの設計から構築、公開・運用までの全工程・過程を網羅的に説明する、これまでにない実践的テキスト。これを読めば誰でもデジタルアーカイブを造れる!

目次

序論

Ⅰ部 DAをまなぶ
Ⅰ-1 DAの種類
 Ⅰ-1-1 デジタルアーカイブの分け方
 Ⅰ-1-2 規模と運営主体による違い
 Ⅰ-1 《コラム》Open DataとLinked Open Data
Ⅰ-2 DAの工程
 Ⅰ-2-1 資料の所蔵とデジタル化
 Ⅰ-2-2 デジタル化
 Ⅰ-2-3 目録の作成とメタデータ
 Ⅰ-2-4 DAの保存
Ⅰ-3 新しい分野のDA
 Ⅰ-3-1 ウェブアーカイブ
 Ⅰ-3-2 データアーカイブ

Ⅱ部 DAをつくる
Ⅱ-1 運営管理
 Ⅱ-1-1 デジタル化に係る経費
 経費:参考事例
 《コラム》国際的な画像の相互運用規格IIIF
 Ⅱ-1-2 システム構築及びメンテナンスにかかる経費
 Ⅱ-1-3 仕様書の書き方
 Ⅱ-1-4 仕様書の具体例及びガイドライン
 Ⅱ-1 《コラム》クラウドファンディングを用いた資金調達について
 Ⅱ-1-5 DAの運用管理
Ⅱ-2 技術
 Ⅱ-2-1 平面資料
 Ⅱ-2-2 音声
 Ⅱ-2-3 映像
 Ⅱ-2-4 立体物
 Ⅱ-2-5 インターネットサービスを利用して展開するための技術
 Ⅱ-2-6 サーバ・ストレージシステム
 Ⅱ-2-7 デジタルアーカイブ活用の技術―美術館・博物館の例
Ⅱ-3 法律
 Ⅱ-3-1 DAと著作権の制限
 Ⅱ-3-2 孤児作品
 Ⅱ-3-3 各国の孤児作品対策
 Ⅱ-3-4 権利処理
 Ⅱ-3-5 CCとDA
 Ⅱ-3-6 TPPとDA
 《コラム》「壁」に立ち向かうデジタルアーカイブ:福井健策インタビュー

Ⅲ部 DAをつかう
Ⅲ-1 未来を築くためのアーカイブ インタビュー
Ⅲ-2 DAの活用・展開
 Ⅲ-2-1 DAをつかう意義―地域資源の活用を事例に
 Ⅲ-2-2 「デジタルアーカイブ」とコレクションの活用
 Ⅲ-2-3 デジタルアーカイブの地域における活用
 Ⅲ-2-4 芸術文化のデジタルアーカイブによる活用
 Ⅲ-2-5 組織の記録と広報
 Ⅲ-2-6 災害デジタルアーカイブ
 Ⅲ-2-7 デジタルアーカイブの学術・教育での活用

あとがき

著者略歴

編:柳 与志夫
東京大学特任教授、東京文化資源会議事務局長。慶應義塾大学文学部卒業。千代田区教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長、国立国会図書館電子情報部司書監などを経て、現在に至る。
主な著書に『ポストデジタル時代の公共図書館』(2017年)『デジタル・アーカイブとは何か』(2015年)(以上、勉誠出版、『文化情報資源と図書館経営』(勁草書房、2015年)などがある。

ISBN:9784585200604
出版社:勉誠出版
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UD