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どうすれば愛しあえるの

幸せな性愛のヒント

著:宮台 真司
著:二村 ヒトシ

紙版

内容紹介

性愛の享楽は社会の正義と両立しない———宮台
「良い変態」は社会の抜け道である———二村

社会が良くなっても
性的に幸せになれるわけではない。
むしろその逆が起きている。
男も女も満たされた人生に必要な知恵とは

(〈目次〉より一部抜粋)

まえがき あなたなら愛しあえる 二村ヒトシ

第1章 ほんとうの性愛の話をしよう
「母への恨み」と〈心の穴〉 
女性が「うっすら病んでいる」世の中 
男の〈インチキ自己肯定〉 
男にもある「女性性」 
男の名刺はペニスと同じ 
なぜ男は素直にヨガれないのか 
「変性意識状態」とは何か 
「自分探し」より「自分なくし」 
女は潮吹きよりハグが好き 
AVの蛸壺化と勘違い男 

第2章 なぜ日本人の性愛は劣化したのか
「セックスレスの増加」と「精子の減少」 
「年の差恋愛」をする女性 
女が男を見極める3つの基準 
なぜ若い人はセックスが下手なのか 
メンヘラ女性とのセックス 
アラサー以下の女性がメンヘラ化する理由 
性愛は自己承認のツールなのか 
〈家族の劣化〉による〈感情の劣化〉 
女性の性的ポテンシャリティ 
なぜヒトラーはモテたのか 
セックスはビフォア・アンド・アフター 
「激しいセックスが好き」の意味
〈祭りのセックス〉から〈愛のセックス〉へ 

第3章 性の享楽と社会は両立しないのか 
性愛における決定的な男女の差 
男の感情的劣化に対応する女 
中動態の女と能動態の男の断絶 
フェミニストvsオタク男子 
「マッドマックス」と怒れるフェミニスト 
社会が良くなっても性愛で幸せにはならない 
「社会の物差し」対「性愛の物差し」 
性愛でヒトはバンパイヤに「戻る」 
性愛を自覚的に損得から隔離せよ 
「恋愛結婚」の誕生と帰結 
あらゆる一目惚れは間違いである
「わいせつ」と〈なりすまし〉
昔の娼婦とAV女優の違い 
「AV業界の社会化」が問題に 
「損得」よりも「正しさと愛」だ 

第4章 「性愛不全」から脱却する方法
エロい男は希少資源 
メンヘラとヤリチンの共通点 
専業主婦廃止論で言いたかったこと 
相手の性愛願望にいかに応えるか 
倒錯者というポジションをとろう 
「良い変態」は社会の抜け道である 
「委ね」「明け渡し」とヒモの資格 
男と女はリバーシブルの関係に 
女は詐欺師だから男よりも自由 
「変性意識状態」を目指す 
人間の性的エネルギーとAI 
性教育とスクールカースト 

目次

まえがき あなたなら愛しあえる 二村ヒトシ
1. 第1章 ほんとうの性愛の話をしよう
ナンパ師とAV男優 
「母への恨み」と〈心の穴〉 
女性が「うっすら病んでいる」世の中 
男の〈インチキ自己肯定〉 
男にもある「女性性」 
男の名刺はペニスと同じ 
なぜ男は素直にヨガれないのか 
「変性意識状態」とは何か 
「自分探し」より「自分なくし」 
法外の共通感覚が支える性愛 
政治と性愛は近代の特異点 
享楽を奪われて正義に固執 
制度よりも感情が重要だ 
女は潮吹きよりハグが好き 
AVの蛸壺化と勘違い男 
快感の構造を侮るな 

第1章質疑応答編
Q 童貞脱出の方法を教えてください 
Q 女性がいま何に傷ついているのかわからない… 
Q 彼女とのセックスでトランス状態にならない… 
Q 女性をリスペクトすればするほど勃起しない… 
Q セックスし続けても飽きない女性とは… 

第2章 なぜ日本人の性愛は劣化したのか
「セックスレスの増加」と「精子の減少」 
「年の差恋愛」をする女性 
女が男を見極める3つの基準 
なぜ若い人はセックスが下手なのか 
メンヘラ女性とのセックス 
アラサー以下の女性がメンヘラ化している 
乱交とスワッピングの違い 
性愛は自己承認のツールなのか 
〈社会の劣化〉への鈍感さをもたらす〈感情の劣化〉 
〈家族の劣化〉による〈感情の劣化〉 
〈空洞的家族〉の再生産と〈性的退却〉 
処方箋の鍵は〈空洞的家族〉を潰すこと 
社会の中を生きるべく社会の外に出る 
女性の性的ポテンシャリティ 
〈感情の劣化〉から〈性的退却〉へ 
なぜヒトラーはモテたのか 
セックスはビフォア・アンド・アフター 
「激しいセックスが好き」の意味
〈祭りのセックス〉から〈愛のセックス〉へ 
「瞬間恋愛」の本質 
セックスとミラーニューロンの現象 

第2章質疑応答編
Q かけがえのない幸せを手に入れるのは困難… 
Q 「性愛不全」は「身体性の欠如」も原因? 
Q つきあってもいつも1 、2 ヵ月で別れてしまう… 
Q AVを現実の世界と勘違いしてしまう… 


第3章 性の享楽と社会は両立しないのか 
性愛における決定的な男女の差 
社会の幸いと性愛の幸いの逆立 
男の感情的劣化に対応する女 
中動態の女と能動態の男の断絶 
フェミニストvsオタク男子 
「マッドマックス」と怒れるフェミニスト 
社会が良くなっても性愛で幸せにはならない 
「社会の物差し」対「性愛の物差し」 
性愛でヒトはバンパイヤに「戻る」 
性愛を自覚的に損得から隔離せよ 
「恋愛結婚」の誕生と帰結 
70年代の性解放とその後の展開 
戦後もあった祝祭として無礼講 
先行世代の劣化で後続世代も劣化 
恋愛における「真の心」問題圏 
あらゆる一目惚れは間違いである
「わいせつ」と〈なりすまし〉
昔の娼婦とAV女優の違い 
「AV業界の社会化」が問題に 
性のフラット化と「出演強要問題」 
眩暈を排除せず包摂する統治へ 
「損得」よりも「正しさと愛」だ 

第3章質疑応答編
Q 幸せなセックスを言葉で説明できるか? 
Q チャットレディをやって罪悪感が残った… 
Q 息子が幸せな恋愛をできるのか心配… 
Q ダサいヤリチンばかりがモテるのはなぜ? 


第4章 「性愛不全」から脱却する方法 
エロい男は希少資源 
メンヘラとヤリチンの共通点 
専業主婦廃止論で言いたかったこと 
相手の性愛願望にいかに応えるか 
倒錯者というポジションをとろう 
「良い変態」は社会の抜け道である 
「委ね」「明け渡し」とヒモの資格 
男と女はリバーシブルの関係に 
女は詐欺師だから男よりも自由 
「変性意識状態」を目指す 
人間の性的エネルギーとAI 
性教育とスクールカースト 

第4章質疑応答編
Q 自分が女性に何を求めているのかわからなくなる… 
Q 外見が劣った女子ほど興奮してしまうのはなぜ? 
Q 女性が本当に性で解放されるにはどうすれば… 
Q 恋愛のノウハウ情報があふれていて正解がわからない 

あとがき 〈なりすまし〉の勧め 宮台真司 

著者略歴

著:宮台 真司
宮台真司 みやだい・しんじ
社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。1959年宮城県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。社会学博士。権力論、国家論、宗
教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で多くの著書を持ち、独自の映画評論でも注目を集める。著書に『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎文庫)、『いま幸福について語ろう 宮台真司「幸福学」対談集』(コアマガジン)、『社会という荒野を生きる。』(KKベストセラーズ)、『正義から享楽へ 映画は近代の幻を暴く』(blueprint)、『反グローバリズムとポピュリズム』(共著、光文社)など。
著:二村 ヒトシ
二村ヒトシ にむら・ひとし
アダルトビデオ監督。1964年東京都生まれ。慶應義塾幼稚舎卒、慶応義塾大学文学部中退。監督作品として「美しい痴女の接吻とセックス」「ふたなりレズビアン」「女装美少年」など、ジェンダーを超える演出を数多く創案。現在は、複数のAVレーベルを主宰するほか、ソフト・オン・デマンド若手監督のエロ教育顧問も務める。著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(ともにイースト・プレス)、『淑女のはらわた』(洋泉社)、『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』(KADOKAWA)など。

ISBN:9784584137734
出版社:ベストセラーズ
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年10月
発売日:2017年10月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC