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ベスト新書

アドラーに学ぶ 人はなぜ働くのか

著:岸見一郎

紙版

内容紹介

「仕事」に関する悩みは、いつの時代も尽きないもの。アドラー心理学を創始したアルフレッド・アドラーは、働くことについてどう考えていたのだろうか?
アドラー心理学を日本中に広めたベストセラー『嫌われる勇気』の共著者・岸見一郎が、アドラーの言葉と自身の経験を通して、“本当に幸せになれる働き方”を考えた一冊。
アドラーは、人生において取り組まなければならない課題とは「仕事の課題」「交友の課題」「愛の課題」の3つだと言った。現代人は、「交友」と「愛」を置き去りにして、「仕事」のことばかり考えてはいないだろうか?本書いわく、仕事は人生の全てではない。

・「効率的に生きる」のは、人間の生き方ではない
・人の価値は、「生産性」にあるのではない
・「自分に価値がある」と思えない仕事に価値はない
・どの仕事をし、どの仕事をしないかは、ロジカルには決められない
・働く目的は、単なる「生存」のためだけではない

このほか、目から鱗の仕事論が盛りだくさん。仕事とお金に縛られがちな現代人を、“生産性”や“効率”の呪いから解き放ってくれる。読めば、自分にとっての「天職」とは何なのか、今の職場にい続けるべきか否かがわかってくるはず。
「上司の理不尽な態度の原因は、承認欲求」「飲み会に誘うなら、行く価値があると思わせる努力をするべき」など、上司・部下の関係を改善するアドバイスも豊富。
コロナ禍後の社会へのメッセージを新たに収録した、新装刊行版。

目次

 はじめに


第一章 なぜ働くのか
第二章 あなたの価値は「生産性」にあるのではない
第三章 職場の対人関係を改善するために
第四章 幸せに生きるためのこれからの働き方

おわりに

著者略歴

著:岸見一郎
岸見一郎(きしみ・いちろう)
1956年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学専攻)。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究。奈良女子大学非常勤講師などを歴任。
著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(古賀史健と共著、ダイヤモンド社)、『アドラー 人生を生き抜く心理学』(NHK出版)、『アドラー心理学入門』『アドラー心理学実践入門』(KKベストセラーズ)、『生きづらさからの脱却』(筑摩書房)、『アドラーをじっくり読む』(中央公論新社)、『つながらない覚悟』(PHP研究所)など多数。

ISBN:9784584126172
出版社:ベストセラーズ
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2024年11月
発売日:2024年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JMJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:VS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:VSC