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平凡社新書 929

コンビニ おいしい進化史

売れるトレンドのつくり方

著:吉岡 秀子

紙版

内容紹介

おにぎり、サンドイッチ、スイーツ…。半世紀にわたって、多様な角度から生活に革新をもたらしたコンビニ。
1号店誕生から約50年をひとつの区切りとし、コンビニジャーナリストがヒット商品作りの舞台裏を、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの商品開発部に徹底取材。
プチ「革命」に焦点を当て、その誕生秘話と進化の秘密を探る。

目次

《目次》
はじめに――コンビニのおいしい変遷

第1章 コンビニおにぎりは、どう進化した?
コンビニおにぎり (1978年〜)
年代別 おにぎりの大進化史/具の入れ方の革命/味と素材にこだわるローソン(おにぎり屋・2002年)/名人技を再現したセブン(おにぎり革命・2003年)/手作りの味を目指すファミマ(愛情むすび・2004年)/おにぎりにも「個人の価値観」/健康志向のもち麦ブーム

第2章 セブンーイレブン
シャキシャキレタスサンド (2005年)
鮮度革命/「ふわふわ」の悩み/おつまみ&夜食需要
レンジ麵 (2006年)
麵部会の苦悩/製麵スペシャリストの育成/のびないうどん作りへの挑戦
セブンプレミアム (2007年)
PB開発ヘのビッグデータ/高くても、買ってもらう/「おかづまみ」戦略/未来のセブンプレミアム
セブンカフェ (2013年)
日本人の舌に合うコーヒーを/マシンに職人技を求めて
【コラム】 ヘルシー列伝 セブンの「カラダへの想いこの手から」

第3章  ローソン
からあげクン (1986年)
おやじから、妖精へ/コンビニのスーパー化
おにぎり屋 (2002年)
目指すは、おふくろの味/異色・悪魔のおにぎりのヒット
プレミアムロールケーキ (2009年)
極上の生クリーム作り/SNSが火をつけた!/ゴディバにもコスパを求める消費者/謎のスイーツ大ヒットのワケ
ブランパン (2012年)
健康志向VSおいしさ/青汁にはしたくない

第4章 ファミリーマート
中華まん (平成初旬〜)
いちごみるくにスライム……/話題性から、本場の味へ/20億円かけて、生地革命!
ファミチキ (2006年〜)
レシピは13年間不変/骨なし&秘伝のタレへのこだわり
ファミマカフェフラッペ (2014年)
かき氷をコーヒーに入れてみた/ヒントはねじ?/ライバルはスターバックスだけじゃない
ファミマの焼きとり (2017年)
新橋の焼きとり屋で発案/一本一本、串に手刺し/「継ぎ足し」タレ風味に

最終章 ミライのコンビニ「食」
次世代コンビニ、開花間近
半世紀のヒット商品スペシャル年表
参考文献

著者略歴

著:吉岡 秀子
コンビニジャーナリスト。関西大学社会学部卒業。2000年代前半からコンビニの取材に携わり、ビジネスやライフ雑誌、ネットニュースなど多数のメディアでコンビニ情報を発信中。そのマニアぶりから、テレビ・ラジオ番組に出演し、コンビニのヒット商品について解説をすることも。著書に『セブン‐イレブンおでん部会─ヒット商品開発の裏側』『セブン‐イレブン 金の法則─ヒット商品は「ど真ん中」をねらえ』 (ともに朝日新書)など多数。

ISBN:9784582859294
出版社:平凡社
判型:新書
ページ数:216ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2019年12月
発売日:2019年12月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN