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ブックウィング 山中伸弥とiPS細胞

著:ふじもとみさと
絵:黒須高嶺

紙版

内容紹介

ミシェルは長い間、闘病を続けている女の子。なかなか病気が治らないことであきらめかけていた時、窓の外から羽のはえた本をみつけ、手に入れた。ミシェルがその本を持ったまま眠ってしまうと、夢の中で山中伸弥先生に出会った。山中先生は羽のはえた本を広げていろいろな話をしてくれた。
家の中でボヤを起こした少年の頃の山中先生。高校生の時に父親を亡くし、医者になることを決心した。だが、手術がうまくできずに臨床医をあきらめたことも。研究医として生きていくためにアメリカの研究所にわたり、寝ずに研究に励んだ日々。帰国後、研究がうまくいかず、心が疲れてしまったこと。挫折の中で恩師の言葉と仲間の励ましであきらめずに研究を続けた結果、発見したiPS細胞とノーベル賞の受賞。今もiPS細胞で不治の病を治すために現在も研究を続けている。
山中先生の、好奇心を持ち続け、あきらめない姿勢は、闘病中のミシェルの心を勇気づけた。ミシェルは闘病に前向きになっていった。

著者略歴

著:ふじもとみさと
ノンフィクション作家、児童文学作家。
長年、ドキュメンタリー記者として取材、執筆を重ね、温かい目線で書かれた文章が好評を得る。著書に『ドキュメント 若年認知症』(三省堂)、『笑顔の架け橋』(佼成出版社)、『ひみつのきもちぎんこう』(金の星社・第62 回青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書)『あみちゃんの魔法のことば 夢をかなえる15 の物語(文研出版)』など多数。日本児童文芸家協会会員。
絵:黒須高嶺
埼玉県に生まれる。児童書の仕事に『日本国憲法の誕生』(岩崎書店)、『くりぃむパン』(くもん出版)、『みんなはアイスをなめている』(講談社)、『なみきビブリオバトル・ストーリー』シリーズ(さ・え・ら書房)、『あぐり☆サイエンスクラブ』シリーズ(新日本出版社)、『最後のオオカミ』『五七五の冬』(文研出版)、『秘密基地のつくりかた教えます』(ポプラ社)など。

ISBN:9784580824997
出版社:文研出版
判型:A4変
ページ数:36ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年05月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNB