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致死量の友だち

著:田辺 青蛙
写真:Mari

紙版

内容紹介

一緒にあいつらに復讐しましょう。

凄惨な虐め、離散同様の家族――「死」を覚悟したとき、傍らでささやく美しいクラスメイト。
彼女は毒を隠し持つ麗しい女王蜂だった。


「 別に、生きていて欲しい人なんていない…… 」 「 そう、なら皆殺しでいいのね 」

学校で苛烈な虐めをうける宇打ひじり。
死をも考え始めてしまうような状態の中、美しいクラスメイトの夕実から一緒に復讐しようと誘われる。
夕実も校内で悍ましい仕打ちをうけていたのだ。
夕実に誘われるまま、毒を使って仕返しを考えるようになったひじりは、彼女から毒の知識を得ていくが、美しい彼女へ憧れや恋に似た依存を強めていく。
そんな中、ひじりが絶望に打ちひしがれる事態が起こり、思わぬ事件に発展してしまう。
その悲劇の裏にひそむ悪意にひじりは動揺しながらも、クライメイトとともに事件を探るようになるが、ついには学園中を巻き込んだ大きな惨劇が発生してしまう。
――その裏には驚きの事実が待ち受けていた。

著者略歴

著:田辺 青蛙
田辺靑蛙(たなべ・せいあ)
1982年生まれ。大阪市在住。ニュージーランドのオークランド工科大学卒業。
2006年ビーケーワン怪談大賞で「薫糖」が佳作となり、『てのひら怪談』に5作品が収録される。
2008年日本ホラー小説大賞短編賞を「生き屏風」で受賞。同作で角川ホラー文庫でデビュー。

ISBN:9784576220345
出版社:二見書房
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年02月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ