第1部 理論編
1章 「総合的な学習の時間」の成立経緯と学習指導要領上の変遷
1 戦前・戦後初期における経験主義カリキュラムの動向
2 学習指導要領の変遷――系統主義から「ゆとり」志向へ
3 「総合的な学習の時間」の創設と展開
4 「総合的な学習の時間」の意義と課題
2章 「総合的な学習の時間」の改訂の特色と目標・内容
1 平成29・30(2017・2018)年学習指導要領改訂の特色
2 学習指導要領における目標の位置付け:「資質・能力」
3 「総合的な学習の時間」の目標と内容
3章 「総合的な学習の時間」の学習指導
1 はじめに
2 探究的な学習活動を進めるポイント
3 思考ツール(シンキングツール)の活用
4 自律的な探究を進める「エンジン」としての省察
5 実践研究の積み重ね――主体的・対話的で深い学びを目指して
6 おわりに
4章 「総合的な学習の時間」の評価
1 「総合的な学習の時間」における評価の観点
2 多様な評価方法の工夫
3 評価基準の考え方
5章 「総合的な学習の時間」とカリキュラム・マネジメント
1 「カリキュラム・マネジメント」とは
2 「総合的な学習の時間」における全体計画・年間指導計画等
3 「総合的な学習の時間」の「カリキュラム・マネジメント」を考える際の課題
6章 「総合的な学習の時間」と各教科との関連
1 平成29(2017)年学習指導要領の「総合的な学習の時間」と各教科の関連
2 「総合的な学習の時間」と各教科の具体的な関連の在り方
3 「総合的な学習の時間」で育て身につけさせるべき学力の具体化
第2部 実践編
7章 小学校の実践事例(1) 現代的な諸課題型
1 学校紹介と実践例の背景と意義
2 実践例(第6学年)
3 成果と課題
8章 小学校の実践事例(2) 地域課題解決型
1 学校紹介と実践の背景・意義
2 具体的な実践の内容紹介
3 実践における成果と課題
9章 中学校の実践事例(1) キャリア教育型
1 総合的な学習の時間=「総合DOVE」の概要
2 総合DOVEの計画
3 総合DOVEの実際──生徒の活動記録とその成果
4 令和2年度の総合DOVEの実際
10章 中学校の実践事例(2) ICT教育関連
1 岩手大学教育学部附属中学校における「総合的な学習の時間」の位置付け
2 「総合的な学習の時間」における小中連携
3 「総合的な学習の時間」におけるICTの活用
4 本実践から得られた成果と今後の課題
11章 義務教育学校の実践事例
1 開校まで
2 開校して
3 「井川みらい学」の未来
12章 小中高一貫の実践事例
1 住田町の研究開発学校事業の概要について
2 新設教科「地域創造学」の実践
3 課題及び今後の方向性について
13章 NIEを活用した総合的学習の実践事例
1 実践の背景――SGH・NIEの指定
2 生徒の実態と教材開発
3 指導の力点
4 全体の指導計画と公開授業の指導案
5 実際の授業の実況
6 実践の成果
14章 防災・復興教育と総合的学習の実践事例
1 ふるさと科について
2 ふるさと科の実践例
3 まとめ
資料1 小学校学習指導要領 第5章 総合的な学習の時間
資料2 中学校学習指導要領 第5章 総合的な学習の時間
資料3 「総合的な学習の時間」カリキュラム開発のチェックポイント