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PHP新書

教養を深める

人間の「芯」のつくり方

著:森本 あんり

紙版

内容紹介

◆教養とは、人間がより人間らしくあるために必要な「知の営み」である――。
◇ファスト教養に陥らない「本物の学び」とは何か?
◆五木寛之、藤原正彦、上野千鶴子、長谷川眞理子――四人の識者と本気で考える。

近年、「たしかな教養を身につけたい」という風潮が広まり、
書店でも「教養」をタイトルに冠する本が所狭しと並んでいる。
なぜ現代において教養が必要とされるのだろうか。
そもそも「リベラルアーツ」は何のために生まれたのか。

神学者であり、東京女子大学学長としてリベラルアーツに向き合い続ける著者が、
四人の識者と議論を交わし、その本質に迫る。

【本書の内容】
〇第一章 リベラルアーツの歴史点描
〇第二章 「憧れる力」を原動力に
〇第三章 宗教は「学ぶ」ものではない 五木寛之(作家)×森本あんり
〇第四章 「国語と教養」を軽視する愚かさ 藤原正彦(数学者)×森本あんり
〇第五章 日本人が「新しい知」を生む時代へ 上野千鶴子(社会学者)×森本あんり
〇第六章 ChatGPTで教養は得られない 長谷川眞理子(人類学者)×森本あんり

著者略歴

著:森本 あんり
1956年、神奈川県生まれ。東京女子大学学長。国際基督教大学(ICU)、東京神学大学大学院、プリンストン神学大学院博士課程を修了(Ph. D. )。国際基督教大学教授、プリンストン神学大学院客員教授、バークレー連合神学大学院客員教授を経て、2022年より現職。2012-2020年国際基督教大学学務副学長、2022年同大学名誉教授。
近著に『反知性主義』『不寛容論』(いずれも新潮選書)、『異端の時代』(岩波新書)、『宗教国家アメリカのふしぎな論理』(NHK出版新書)など。

ISBN:9784569856544
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:216ページ
定価:940円(本体)
発行年月日:2024年02月
発売日:2024年02月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VS