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PHP新書

てんまる

日本語に革命をもたらした句読点

著:山口 謠司

紙版

内容紹介

昔はなかった日本独自の“てんまる”。
●なくてもすんでいたのになぜ?紆余曲折を経て採用することになった理由と歴史的背景を探る。
「ここではきものをぬいでください」。こう書かれた文章があったら、「履物」か「着物」か、どちらの意味か迷うだろう。短い文でも読点がないと、このように意味をとりづらい。句読点の目的は、コミュニケーションの大基本「正しく伝えるため」だったのである。
●日本では奈良時代から、一部でさまざまな句読点らしきものはあったが、いまの形になったのは明治時代。江戸時代後半、当時の学者たちによって、ヨーロッパのパンクチュエーション(記号)と「てんまる」が比較されたことが基盤を作ったといえる。この時こそ、日本語が近代化する革命的ターニングポイントだったのだ!

著者略歴

著:山口 謠司
大東文化大学教授

ISBN:9784569851822
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ