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名言・迷言で読む 太平洋戦争史

著:横山 恵一

紙版

内容紹介

太平洋戦争は、日本にとっても世界にとっても悲惨な歴史であった。国家総力戦という、国全体を挙げての戦いは、「日本が敗れる」という形で幕を閉じたが、その中で、数々のドラマを生み、そして、多くの名言、迷言、暴言……を当事者たちに吐かせた。本書は、それらを、戦史から抜き出し、「言葉の背景」を軸にして、太平洋戦争を通観しようという試みである。▼◎盧溝橋事件を天皇に上奏する際、「事変は一カ月ぐらいで片付きます」とまったくの見込み違いを言ってしまった陸軍大臣・杉山元。 ◎ドイツの快進撃に、「バスに乗り遅れるな」というスローガンを聞かされ、日独伊三国同盟に走った軍部。 ◎「ガダルカナルってどこだ」と、事が大きくなってから騒ぎ出した参謀本部。 ◎「墜とした家鴨の中に孔雀が一羽いた様だ」とアメリカ軍が言った山本五十六の戦死……など、戦史の中のリアルな言葉から綴られる事実は、迫力と情感を伴って心に訴えてくる。

ISBN:9784569818726
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2014年05月
発売日:2014年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ