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[新訳]フロンティヌス戦術書

古代西洋の兵学を集成したローマ人の覇道

著:フロンティヌス
訳:兵頭二十八

紙版

内容紹介

本書は、帝政ローマ時代に生きたセクストゥス・ユリウス・フロンティヌス作の古典軍事研究書『ストラテーゲーマトーン』を、ハーバード大学出版部刊の「ローブ古典文庫」版のフロンティヌスの巻を頼りに和訳と注解を試みて、即物的に『[新訳]フロンティヌス戦術書』と題して刊行するものである。▼マキャベリやモンテスキューらも、その近代政治哲学に想到するに先立ち、ローマ時代の史書や軍学書を渉猟していた。その参考書中に『フロンティヌス戦術書』もあることは、注意深い読書人には周知だが、その和訳書はなかった。マキャベリやモンテスキューが参考にした文献が日本語で全部読めるようにもなっていないのに、どうして日本人はマキャベリやモンテスキューを、あるいは西洋軍学を咀嚼できるだろうか。また、欧米指導者層の基礎教養について日本人だけが無知であることは、わが国に思わぬ損害をもたらしかねない。これが、訳者による和訳の動機である。

ISBN:9784569813240
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:328ページ
定価:1200円(本体)
発売日:2013年12月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JW