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PHPサイエンス・ワールド新書

ロボットは涙を流すか

映画と現実の狭間

著:石黒 浩
著:池谷 瑠絵

紙版

内容紹介

機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。▼複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C-3POとR2-D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。さらに、人間とロボットの境界は『攻殻機動隊』における「電脳」「義体」を通して考える、というわけだ。▼現代科学はSF映画に近づき、境界があいまいになっている。例えば、サイズが小さい「トランスフォーマー」ならばすでに作られているし、「電脳」のように脳を直接コンピュータにつなげる技術も発達を遂げている。▼今後、果たしてロボットは「こころ」を持てるのだろうか? 2006年、自身がモデルのアンドロイド「ジェミノイドHI-1」を作り、世界から注目を集める、知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。

ISBN:9784569775630
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2010年01月
発売日:2010年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:UY