聖書を読み解く

物語の源流をたどって

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著：山形　孝夫

出版社：PHP研究所

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内容紹介

聖書物語は、生涯をかけて寄留地をさまよい、「乳と蜜との流れる耕地」をさがし続けた、砂漠に生きる人間の悲しみとのぞみの結晶である。旧約聖書は雄大なイスラエル民族の起源を語る一大叙事詩であり、新約聖書の福音書物語は、ナザレびとイエスの生と死の物語である。▼では、こうした悲しみとのぞみが、いかなる仕方で聖書物語として結晶されたのか。物語を生み出し、物語を担った語り手の動機とは何だったのか。▼本書では、宗教人類学の第一人者が古代オリエントの神話と＜祭り＞を手がかりに、「聖書物語の謎」に迫る。▼「アダムはなぜ楽園から追放されたのか？」「神はなぜアベルの子羊を選んだのか？」「マグダラのマリアはなぜ娼婦へと落とされたのか？」「ナザレびとイエスはなぜ救い主キリストとなったのか？」。聖書を神学的、護教主義的立場からではなく、宗教人類学の視座から読み解く。

【第Ｉ部】旧約聖書　●第一話　原初の物語　●第二話　父祖たちの旅物語　●第三話　モーセによるエジプト脱出　●第四話　士師（しし）たちの時代　――占領と定住　●第五話　王国の誕生と崩壊　●第六話　王国の滅亡とバビロン捕囚　【第ＩＩ部】新約聖書　●第一話　キリストの降誕　●第二話　神の国運動の開始　●第三話　神の国運動の展開　●第四話　十字架への道　――受難物語　●第五話　復活の証人と神の国運動の行方　●第六話　ナザレのイエスからキリストへ

ISBN：9784569693927
出版社：PHP研究所
判型：4-6
ページ数：288ページ
定価：1600円（本体）
発行年月日：2007年07月
発売日：2007年07月23日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：QRMF。

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