PHPノンフィクション
ハトの大研究
古代から人とともに生きてきた鳥
文:国松 俊英
絵:関口 シュン
紙版
内容紹介
ハトは何千キロもはなれた場所から巣へもどる能力を持っています。その力を使って、紀元前三千年もの大昔から人のために働いてきました。この本では、ハトの不思議な生態から人間との深いかかわりまでを、たくさんの写真・イラストとともに広く探っています。ハトについてとてもくわしくなり、ハトが大好きになれる本です。▼目次から内容を拾ってみると、「子育てはピジョンミルク」「海水を飲むアオバト」「伝書鳩活躍の歴史と数々のドラマ」「分速を競うレースバト」「ハトはどうして自分の小屋にもどれるのか?」「愛と平和のシンボルになったわけ」などがあります。各章の終わりに入っているコラムも充実しています。「ハトのことわざ」「ハトにちなむ地名」「ハトの家紋」などです。▼また、現在話題になっている増えすぎたドバトによるフン公害についてもふれています。ハトと人間のつきあい方についての現代の問題も考えさせてくれる一冊です。
目次
[1]ハトはどんな鳥か [2]アオバトのふしぎな行動 [3]伝書鳩の祖先はカワラバト [4]日本にやってきた伝書鳩 [5]伝書鳩からレースバトへ [6]ハトはどうして自分の小屋にもどれるのか? [7]愛と平和のシンボル [8]ほろびてしまったハトたち [9]ハトにえさをあげないで