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PHP文庫

「霊界」の研究

プラトン、カントが考えた「死後の世界」

著:金森 誠也

紙版

内容紹介

死んだらどうなるのか?――この人類最大のミステリーを解き明かすべく、古今東西の多くの哲学者・文学者たちが叡知のかぎりを尽くしてきた。▼本書では、プラトン、アリストテレス、カント、スヴェーデンボリなど、歴史に残る偉大な思想家たちの「死後」をめぐる思索を解説しながら、「霊界」についての考え方を掘り下げる。▼たとえば、大哲学者プラトンは霊魂の不滅を信じ、仏教の「極楽」と酷似した霊界の有り様を著作に書き残した。また、視霊者スヴェーデンボリは、実際に霊の世界と交信できると主張し、ヨーロッパ中の話題を集めた。それに対して、カントはスヴェーデンボリの主張に真っ向から異を唱え、現実の世界を生き抜くことを強く主張した。▼他にも、シェイクスピア、フロイトなどによる多くの議論を取り上げながら、知の巨人たちが「霊界」の真相究明に挑んだ軌跡をユニークな視座から読み解いている。▼『人間は霊界を知り得るか』を再編集。

目次

[I]プラトンと霊界 [II]霊魂観の素描 ――古代中世から近代まで [III]スヴェーデンボリとカントの対決 [IV]カントのコペルニクス的転回とその余波

ISBN:9784569670690
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:619円(本体)
発行年月日:2008年07月
発売日:2008年07月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXP