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[現代語抄訳]二宮翁夜話

人生を豊かにする智恵の言葉

口述:二宮 尊徳
筆記:福住 正兄
編訳:渡邊 毅

紙版

内容紹介

二宮金次郎(尊徳)。その存在を知ってはいても、いったい何をし、何を語った人か、いまや知る人は少ないだろう。しかし、二宮金次郎こそ、ある意味では日本の道徳の結晶ともいうべき存在なのである。戦時中の日本の修身の教科書について、戦後に厳密な調査を行った占領軍でさえ、二宮金次郎は「中庸、節倹、勤勉の精神に富んだ日本最初の民主主義者」だと評価した。しかし、それすら今では忘れられている。▼時には厳しい父の言葉のように、時にはやさしい祖父の言葉のように心にしみこんでくる珠玉の教えの数々。これを読み進めるうちに、われわれ日本人がしっかりと伝えてきた人の生きるべき道を、自分の胸に響かせることができるはずである。こんな生きる智恵と滋味にあふれた話を読みたかった。こういう話を語り継ぎたかった。そう思える一冊である。▼ともすれば現代の我々が忘れてしまいがちな、本物の処世訓が、いま読みやすい現代語新訳でよみがえる!

目次

●第1章 文字なき経文 ●第2章 柿を選ぶのにも ●第3章 鼠の地獄 猫の極楽 ●第4章 米と糞桶 ●第5章 人の捨てざる「なき物」 ●第6章 豊蘆原に天下る覚悟 ●第7章 毎年の実り ●第8章 飢饉を救う ●第9章 今ここを生きる ●第10章 世に知られる人は 

ISBN:9784569640877
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2005年01月
発売日:2005年01月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX