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PHP新書

権威主義の正体

著:岡本 浩一

紙版

内容紹介

部下を頭ごなしに怒鳴りつける上司、“鶴の一声”で全てが決まってしまう会社、正義をふりかざし世論を誘導するマスコミ――。それらの背後にひそむ権威主義を社会心理学の立場から徹底解剖する。▼まず、その研究の発端であるホロコーストを検証。同調や服従はいかに増幅され、ナチスの暴走を許したのか。カリスマ、教条、集団ナルシズムなど権威主義を支える条件を見極める。▼「権威」とは技能や知識の格段に優れた人が自然に発する光のことであるが、「権威主義」は、本来的な権威のない人が無理に発しようとする圧迫感のことである、と説く。そして、身近にいる権威主義的人物の特徴を分析。「偉人の言葉を引用する人」「役割を過剰に演技する人」「好き嫌いで人を評価する人」「清濁併せ呑めぬ人」…。あなたの上司、あなた自身は大丈夫か? 組織のあり方を真摯に考える人のための一冊。

目次

●第1章 なぜ権威主義が問題なのか―権威主義研究の生い立ち ●第2章 ホロコーストとは何だったのか―権威主義の原点 ●第3章 権威主義を科学する ●第4章 権威主義的人格の本質 ●第5章 組織にはびこる権威主義 ●第6章 権威主義的人物の見分け方 ●第7章 現代日本の権威主義 

ISBN:9784569639901
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2004年12月
発売日:2004年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB