出版社を探す

京都見廻組

著:黒鉄 ヒロシ

紙版

内容紹介

坂本龍馬暗殺の実行犯、謎多き見廻組の正体を鬼才が解剖する!▼京都見廻組の史料はほとんど残されていない。四百名近くの組士を擁する組織であったにも関わらず、佐々木只三郎や今井信郎、桂早之助など、龍馬暗殺に関わった人物たちの履歴が僅かに伝えられるだけで、大部の研究書はなく、活動の詳細も分っていない。▼本書は、今に遺される写真や肖像画を手がかりに、「歴画」という独自の手法で幕末の景色を描き続けてきた黒鉄氏が、限られた史料の点と点を結び、見廻組という集団の実態に迫るもの。▼貴賎老少に関わらず召し抱えられた新選組。一方、旗本・御家人で組織された京都見廻組。同じ京の治安部隊として作られた二つの組織を比較しながら、幕末という特異な時代に若いエネルギーを費やした者たちの運命を、ときにコミカルに、ときにシュールに描き出していく。▼見廻組をはじめて俯瞰的に捉える意欲作であり、黒鉄歴画の新たな挑戦である。   

目次

●旗本 ●浪士組・新選組結成 ●佐々木只三郎 ●桂早之助 ●渡辺篤 ●今井信郎 ●清河八郎暗殺 ●見廻組結成 ほか

ISBN:9784569632896
出版社:PHP研究所
判型:A5
ページ数:288ページ
定価:1450円(本体)
発行年月日:2003年11月
発売日:2003年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA