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PHP新書 151

内務省

名門官庁はなぜ解体されたか

著:百瀬 孝

紙版

内容紹介

明治六年(1873)初代内務卿大久保利通のもとに創設されて以来、敗戦後の昭和二十二年(1947)十二月アメリカ占領軍によって解体されるまで、大蔵省と並び立って霞ケ関に君臨した名門官庁・内務省の実像。▼当時「政策は大蔵省、政府は内務省」といわれて絶大な権力を誇った内務省は、現在の総務省、国土交通省、厚生労働省、警察庁をあわせた巨大な権限をもちながら、きわめて簡素な行政機構と効率的な地方行政を実現していた。▼「国の国たるゆえんのもと」として明治国家に不可欠の行政機構だった内務省が、なぜ占領によって解体されたのか。▼その実力ゆえに今日も評価の揺れる「怪物官庁」の実態を、行政機構研究の第一人者が冷静な分析によって明らかにする。▼序章・内務省の亡霊、第一章・内務省解体、第二章・大久保利通以来の名門、第三章・府県知事というもの、第四章・警察、第五章・社会行政など、終章・ふたたび、内務省とは何だったか。

目次

●序章 内務省の亡霊 ●第1章 内務省解体 ●第2章 大久保利通以来の名門 ●第3章 府県知事というもの ●第4章 警察 ●第5章 社会行政など ●終章 ふたたび、内務省とは何だったか 

ISBN:9784569615905
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:200ページ
定価:660円(本体)
発行年月日:2001年04月
発売日:2001年04月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP