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いまやビジネス界は経営戦略の大ブームといっても過言ではない。それも、アメリカ経済の好調のゆえか、アメリカ発の英語やカタカナ語が氾濫している。たとえばＣＲＭ、ＳＣＭ、ＥＲＰ、ＤＢＭ。さらにはＩＴソリューション、コア・コンピタンス、グループウェアといった具合。▼これらはＩＴなど、大きな時代の変化に対応した戦略であり、実際にこうした改革をやっていかないと企業も生き残れないということから、ビジネスマン諸氏も必死に勉強している現状である。▼本書は、前作『よくわかる経営戦略』で好評を博した著者が、さらに一歩進んで経営戦略の導入法に焦点をしぼって書いた実用的な一書である。それぞれの戦略の基本を解説した後、業種別・規模別・目的別にどれをどう選択し、いかにして社内に導入すればいいかを懇切に説明している。▼さらに成功企業や失敗企業など実例を多数紹介して、誰もが、身近な生きた教材で勉強できるよう配慮されている。

●第１章　戦略が問われる時代　●第２章　ＩＴ革命と経営戦略　●第３章　経営戦略をいかに選択するか　●第４章　経営戦略その１：経営理念の革新　●第５章　経営戦略その２：経営構造の革新　●第６章　経営戦略その３：事業の再構築　●第７章　経営戦略その４：ビジネスモデルの開発　●第８章　経営戦略その５：ビジネス革新（ＩＴソリューション）　●第９章　プロジェクト・マネジメントの時代