日本地理学人物事典 3
日本地理学人物事典 近代編 2
著:岡田 俊裕
紙版
内容紹介
本巻では大正期から昭和期(1895−1904年)に生まれた地理学者の生涯と業績を紹介。
地政学を日本に紹介した飯本信之、膨大な量の古地図を収集し普及させた秋岡武次郎、
昭和期に指導的な役割を果たした冨田芳郎、多田文男、青野寿郎ら43名を取り上げる。
青年期から壮年期に大戦を経験した世代でもあり、その立場や研究内容によっては
戦後、公職追放の措置を受けた研究者も少なくない。
また第二次大戦後の混乱から地理学のあらたな構築と展開に力を注いだ人物たちの姿も描かれ、
近代の日本史、教育史と読むことも出来る。
巻末には日本の近代地理学を一覧できる詳細な年表を付した。