出版社を探す

文庫クセジュ

100語ではじめる社会学

著:セルジュ・ポーガム
他訳:阿部 又一郎
他訳:渡邊 拓也

紙版

内容紹介

若手研究者らが選びぬいた100語

 フランスで2010年に創刊された雑誌『社会学』の編集に携わる若手社会学者らが、検討を重ね、選びぬいた100のキーワード。彼らは、「1960年代から70年代の潮流のなかで生じた学派や方法論の諸対立を克服すべく、社会学という専門分野における多元的で厳密なアプローチを大事にしようと心をくだいている」(「序文」より)。
 本書は、社会学の「概念」(第三章)の解説にとどまらず、これまであまり説明されることのなかった「基本的な考え方」(第一章)や「方法論」(第二章)、そして「社会的属性」(第四章)に章を割くことで、新しい切り口を示してくれる。
 不平等、社会的断絶、社会的絆などの問題に取り組むセルジュ・ポーガムが中心となって編まれた、現代のフランス社会学の全体像を見渡す手引き書。

著者略歴

著:セルジュ・ポーガム
国立社会科学高等研究院(EHESS)で経済社会の脆弱性に関する博士論文を提出以降、不平等、社会的断絶、社会的絆の問題に取り組む。現在、フランス国立科学研究センター(CNRS)主任研究員・社会科学高等研究院教授。邦訳書に『貧困の基本形態――社会的紐帯の社会学』(新泉社)がある。

ISBN:9784560510254
出版社:白水社
判型:新書
ページ数:174ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2019年01月
発売日:2019年01月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB