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イノベーション

世界を変える発想を創りだす

著:マーク・ドジソン
著:デビッド・ガン
訳:島添 順子

紙版

内容紹介

イノベーションとは何か? それがなぜ私たちに大きな影響を与えるのか? イノベーションはどのようにして起こり、何によって、誰によって促進され、どのように追求され組織化され、そしてプラスであれマイナスであれ、その結果は何であるのか?
本書は、イノベーションについて過去から得られる最良の洞察とイノベーションの今日的な性質を多様な角度から論じ、さらに、未来においてイノベーションがどのようになるのかを考察する。
もちろん、これまでイノベーションをめぐってはさまざまな切り口から、多くの議論がなされてきた。本書は、過去150年に加速度的に起きた世界の変化をイノベーションから説明しているのが最大の特長だ。
とくにウェッジウッドについて、米国ではイノベーションや組織化の観点から言及されるが、日本でイノベーションを語る際に、シュンペーター以前のこの人物に言及することはあまりない。
他方、より多くのイノベーションがトップダウンよりはボトムアップで出現するという点で、包摂的になっているという近年の変容にも注目している。陶磁器の製造からAⅠまで世界を変えた発想の根源へ!

目次

 本書に寄せて
はじめに
第1章 ジョサイア・ウェッジウッド
 もっとも偉大なイノベーター
第2章 ヨーゼフ・シュンペーター
 「創造的破壊」の旋風
第3章 ロンドンの「横揺れ」橋
 失敗からの学び
第4章 ステファニー・クオレクの新たな合成繊維
 研究室から経済成長への道のり
第5章 トーマス・エジソン
 組織化の天才
第6章 未来を革新するということ
 訳者あとがき/索引/参考文献/文献案内/図版出典

著者略歴

著:マーク・ドジソン
Mark Dodgson
1957年生まれ。現在,クイーンズランド大学ビジネス・スクール名誉教授,インペリアル・カレッジ・ビジネス・スクール客員教授,他大学でも要職を務める。執筆当時はクイーンズランド大学イノベーション・スタディーズ教授。50を超える論文や編著の章を執筆し,7冊の書籍を出版している。技術やイノベーションに関する企業戦略や政府の政策が研究上の関心領域である。
著:デビッド・ガン
David Gann CBE
1960年生まれ。現在,オックスフォード大学副学長代理,同大サイード・ビジネス・スクール教授。執筆当時はインペリアル・カレッジ・ロンドン教授および副学長(イノベーション担当)。設計,製造,エンジニアリング,建設分野において,企業とさまざまな共同研究をおこなっている。
訳:島添 順子
1966年生まれ。米国ノースカロライナ大学博士,マサチューセッツ工科大学修士,コロンビア大学修士。政府系の研究開発法人,研究所にて主に国際プロジェクトに従事。Academy of Management,Sigma Xi The Scientific Research Honor Society会員。独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所勤務。国際基督教大学,法政大学で非常勤講師も務める。

ISBN:9784560093573
出版社:白水社
判型:4-6
ページ数:202ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ