はじめに ナシの樹の生産力を信じることから
【写真解説】青木流 限界突破のナシつくり
(まとめ:編集部)
パート1 樹齢40年で4トンとる
(1)なぜ、生産量が低下するのか?
30年で改植が当たり前?
老木でも高収量は可能
(2)生産量を高めるポイント① 樹勢を強化する
25年目頃から弱り始める
強い樹勢で老木期を迎える
(3)生産量を高めるポイント② 着果管理を改善する
「1果そう1果」は本当か?
よい果実は収穫直前まで見極める
(4) 私の技術と一般の技術
まずは樹勢の強化から
樹勢の強いナシの姿
(5)だれでもできる技術で実現する
平易な技術で適期作業
パート2 秋・冬の作業
(1)秋季剪定
冬に剪定開始では間に合わない!
秋からできる作業を始める
骨格枝の切り戻し
古い側枝の枝抜き
(2)冬季剪定と枝折り誘引での棚付け
秋季剪定した枝の片付け
弱剪定が安定生産の基本
養水分のポンプ役=予備枝の確保
側枝の更新
捻枝はやらず、枝折りで棚付け
枝折りのやり方
折る方向に気をつける
折った枝の結束
(3)園地状態の評価
春の状態で当年と翌年を見通す
パート3 春から夏の作業と収穫
(1)施肥
元肥は前半に一気に効かせる
追肥は翌年の新梢充実のため
(2)花芽(花)整理
悪い花の整理を優先
摘蕾はやらない
短果枝の「まご花」の整理
幸水の花芽整理
(3)結実(受粉)対策
ミツバチや花粉専用品種の利用
人工受粉は難しい…
ブロワー受粉に効果あり
(4)摘果
予備摘果はスピード重視
「1果そう1果」にこだわらない
着果数確定は急がない
満開後90日頃に仕上げ摘果
(5)環状はく皮
果実が太る最高の技術
貯蔵養分の減少には注意
(6)翌年の花芽育成
遅めの摘心で中果枝を育成
えき花芽の着生促進
(7)収穫作業
台車利用でラクで効率的に
(8)病害虫対策
強い樹勢で病害虫予防
防除暦作成の注意点
パート4 樹形と園地づくり
(1)補植・改植の考え方
樹勢を見極める
園地全体のバランスを考える
高樹齢化したら樹を小さく
品種はよく考え、苗の入手に妥協は禁物
早期に生産量を確保
抜根はバックホーも使って
(2)苗木の植付けと若木の管理
植付けは最小限の労力で
若木の管理
(3) 樹形づくり
シンプルで作業性を重視
4本主枝と2本主枝の場合
理想は「風車型」の樹形
樹形は柔軟に考える
樹形の改造のやり方
(4) 土づくり
無理せず計画的に
保水力を重視
時間的・経営的余裕を見ながら
(5) 個体管理
個体差を把握する
樹勢に応じた管理のポイント
(6)気象災害対策
防雹網が多目的に役立つ
防霜ファンも活躍
パート5 これからの経営と技術
(1)経営を考える
自分に合った経営の形
(2)だれでもできる技術で適期作業を重視
だれでもできる技術の強み
技術を分解して考える
花芽(花)整理の場合
仕上げ摘果の場合
冬季剪定・棚付けの場合
(3) 技術に求められるもの
常に技術を問う
買う側が喜ぶ果実を作る
樹の力でナシを作る
技術は進化させるもの
永続的経営に向けて
ことば解説
あとがき