出版社を探す

知って楽しむ ハチ暮らし入門

著:安藤 竜二

紙版

内容紹介

「ハチは刺すから怖い、見つけたらすぐ駆除!」と思っていませんか?著者は祖父の代から養蜂業を営む家に育ち、18歳からはじめた地域のハチ駆除歴は40年でのべ1500巣以上。アシナガバチをレスキューし、無農薬畑のイモムシ駆除の益虫として移住させた数は5年間で140群以上にもなります。また「巣は駆除しなくてもいい時季がある」「刺されやすい動きと服装がある」など、約30種のハチにまつわる知恵を満載。ハチの生態を知り尽くし、ハチをこよなく愛する著者による、目からウロコの「ハチとの付き合い方」を紹介します。

・アシナガバチは、巣を無農薬畑に移住させて、イモムシ駆除の益虫として役立ってもらう。移設巣箱を手作りする方法も伝授!
・畑への移設巣箱の作り方、軒先に巣を作った時の捕獲方法など、写真付きで手順を紹介
・ハチミツ搾り、ハチのおうち作りなど、子供と楽しめるハチワークショップを提案

【目次】
カラー口絵:本書に登場するハチたち/ハチ暮らしMAP/安藤さんのハチ暮らしの一年
■1章 ハチと共生する、私の楽しい「ハチ暮らし」
私の生い立ち—養蜂家族の元に生まれて/狩りバチの研究者、松浦誠先生との出会い/ハチで生計を立てる、私の生活
■2章 知っておきたい!ハチの生態
刺すのはメスバチだけ/攻撃的なハチと、温厚なハチがいる/活動と攻撃の最盛期がある/種類別:ハチの巣の姿、作られやすい場所と餌/刺されやすい動き、服装がある/刺された時の対処を知っておく/かわいそうな利用例「使い捨てミツバチ」/農薬で世界にハチがいなくなる!?
■3章 アシナガバチ
私がアシナガバチを愛する理由/アシナガバチの1年/誤解されている攻撃力/共生のための対策/駆除作業は夜、必須の道具と共に/アシナガバチ畑移住プロジェクトの始まり/アシナガバチを益虫として復権させる/移設巣箱を作る/移住の実際/働きバチが生まれた群れの移住/巣箱を使わない簡単な移住のさせ方/越冬パイプで移住させる/アシナガバチ〝ビジネス〟の未来
■4章 スズメバチ 
スズメバチとの共生はできるの?/スズメバチの1年/攻撃力のピークは9月/刺されないためにできること/巣を作らせない対策/駆除に必須の道具/場所別・駆除方法の実際/種類別・駆除方法の実際/スズメバチトラップのこと/スズメバチを畑に移住させることは可能?
■5章 ミツバチ
悲劇の益虫/セイヨウミツバチとニホンミツバチの習性の違い/セイヨウミツバチを飼うなら/ニホンミツバチを飼うなら/巣箱の作り方/コラム:蜜ろうを楽しむ/捕獲までの流れ/営巣群の捕獲は難しい/捕獲の実際/ニホンミツバチの営巣群の捕獲
■6章 クマバチ、マルハナバチ、ドロバチ
クマバチ/マルハナバチ/ドロバチ/「ハチパイプ」にやってくるハチ①イモムシを狩る、②バッタを狩る、③花粉交配する、④寄生する/子供たちと楽しむ「ハチのおうち作り」ワークショップ

目次

■1章 ハチと共生する、私の楽しい「ハチ暮らし」
■2章 知っておきたい! ハチの生態
■3章 アシナガバチ
■4章 スズメバチ 
■5章 ミツバチ
■6章 クマバチ、マルハナバチ、ドロバチ

著者略歴

著:安藤 竜二
1964年生まれ。1983年より父のもと養蜂を学んだ後、1988年に日本ではじめての蜜ろうキャンドル製造に着手。ハチ蜜の森キャンドル代表。NPO法人朝日町エコミュージアム協会副理事長。(公社)国土緑化推進機構認定「森の名手・名人」。山形県養蜂協会監事。著書に『手作りを楽しむ 蜜ろう入門』(農文協)がある。

ISBN:9784540221231
出版社:農山漁村文化協会
判型:B5
ページ数:184ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WMT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TVHH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:TVF