第1章 農業の課題
第1節 新しい農業経営
•原価度外視で行われてきた青果物の値付け
~キャベツ1玉いくらで買いますか?~
•これからの青果物流通
•農商工連携と6次産業化
第2節 6次産業化から農山漁村発イノベーションへ
•6次産業化から農山漁村発イノベーションへ
•6次産業化と労務管理
第2章 農業と雇用の難しさ
第1節 家族経営から組織経営へ
•人材育成の難しさ
•農家の家族経営主体の歴史と近年の変化
•「ヒト」の難しさ
第2節 雇用契約
•雇用なのか、はっきりとしない関係
•雇用と請負
•労働者性
⑴ 指揮命令の有無を判断する要素
⑵ 事業者性の有無を判断する要素
•なぜ労働者保護の法律があるのか
第3章 農業と労働条件
第1節 農業と雇用契約
•家族経営の破綻~桃太郎 断られる~
〈番外〉 家族経営協定
•求人~桃太郎 募集をする~
•雇用契約書の内容~桃太郎 悩む~
•法律に基づく労働条件通知書~桃太郎 納得する~
〈番外〉 コンプライアンス
第2節 労働条件通知書
•労働条件通知書の中身
•労働契約期間に関する事項
•就業の場所および従事すべき業務に関する事項
•始業および終業の時刻
•休 憩
•休 日
•年次有給休暇
•賃 金
⑴ 通貨払いの原則
⑵ 直接払いの原則
⑶ 全額払いの原則
⑷ 月1回以上払いの原則
⑸ 一定期日払いの原則
⑹ その他
•退職について(解雇の事由を含む)
⑴ 解雇
⑵ 解雇制限
⑶ 解雇の予告
⑷ 解雇の事由
⑸ 農業経営者と解雇
•定年その他
•農業と定年
•自然退職など
•パートタイマーの労働条件通知書
⑴ 始業・終業の時刻等
⑵ 出勤日
⑶ 休暇
•日雇労働者の労働条件通知書
⑴ 始業・終業の時刻、休憩時間、所定時間外労働の有無
⑵ 賃金
•労働条件通知の方法
〈番外〉 農業未経験者等への注意事項の伝え方
第3節 農業の就業規則
•就業規則として必要な事項
⑴ 絶対的記載事項
⑵ 相対的記載事項
•農業における就業規則の勘所
⑴ 実態と合った労働時間
⑵ 費用負担・安全衛生・職業訓練
⑶ 社員の定義
第4章 農業と労働時間管理
第1節 農業と労働時間
•農業は労基法第41条に該当
•農業に労働時間の管理は必要?
•所定労働時間と法定労働時間
•所定労働時間をどうやって設定するか
⑴ 所定労働時間設定の3つのポイント
⑵ 季節による繁閑の把握
⑶ 休日の設定
•多様な時間管理
(事例1) 年間休日管理方式
〈番外〉 なぜ1日8時間勤務なのか
(事例2) 労働時間積算方式(砂時計方式)
(事例3) フレキシブル方式
第2節 多様な働き方の提案
•働き方改革と農業
•ワーク・ライフ・ブレンド
•多様な人材の受入れと柔軟に働ける機会の提供
⑴ 年齢
⑵ 国籍
⑶ 副業・兼業
⑷ 障がい者
第5章 農業の人事
第1節 採用と定着支援
•農業における採用
⑴ 計画
⑵ 募集
⑶ 選抜
⑷ 採用
•農業における定着支援
•安全衛生と教育研修
⑴ 農業こそ安全衛生と安全衛生教育が必要な理由
⑵ 就業規則への記載
⑶ 教育訓練
第2節 キャリアと人事評価
•労働者の立場として
•会社の立場として
•管理職不在の農業現場
•中間管理職をつくる(第1段階)
•目的の細分化による事業の細分化(第2・3段階)
•キャリアマップの作成
〈番外〉 分業を考える
•農業法人における人事評価
⑴ 技術
⑵ 能力(行動)
⑶ 結果
⑷ 評価の活用と昇格・職務権限規程
•賃金
⑴ 年齢給
⑵ 仕事給
第6章 農業の6次産業化と労務管理
第1節 6次産業と適用除外をどのように考えるか
•実態をもって判断
•改めて「農業」とは
第2節 大きな2つの判断基準
•場所的判断
•独立性の有無
⑴ 労働の態様の判断
⑵ 業務の判断
⑶ 場所・建物の独立性
⑷ 会計上の独立性
⑸ 労務管理の独立性
⑹ 事業目的の判断
⑺ その他
•徴収法による分類
第3節 具体例を検討してみる
•例1 トマト農家が直売を開始する
•例2 トマトの売れ行きが好調で、栽培面積を増やす
•例3 農閑期にも販売できるものとして、ジューススタンドを始める