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眠れなくなるほど面白い 図解 数列の話

美しい秩序を創り出す「数」の謎と奇跡!

著:松下 哲

紙版

内容紹介

「数列」とは、ある一定の規則に従って順に並べられた数の列のこと。銀行の金利や保険料の計算に用いられ、また花の花弁やひまわりの種、台風などもともと自然界に存在していたりと、身近なところに隠されています。本書では、基本的な数列の考え方から、Σ(シグマ)、フィボナッチ数列、フィボナの黄金比まで解説。最終的には、「数列」をただ眺めているだけでも、その美しさに酔いしれるようになります! 数学における微分・積分、確率、統計学などの基礎となるだけでなく、物理学や経済学など様々な分野で必要不可欠な、数学の「道具」のようなもので、事象を説明したり、証明する数式の中にたくさん登場します。その象徴的な存在が数列の総和を示すΣ(シグマ)記号です。関数のy=f(x)とか、積分の∫と並ぶインパクトがありますね。学問の世界だけでなく、日常生活でも数列を使った考え方をするとよいことがたくさんあります。数列の使いどころはなんといってもその規則性にあります。なんとなく並んでいる数や物に規則性を見出だすことで、何度も繰り返して同じ計算する必要がなくなり、複雑な問題があっさり解けたりします。問題解決のために工夫をしたり、規則性を見出したりするのはまさに数学そのものです。数列を使った考え方で、数学的センスを養うこともできます。

目次


第0章 数列とは
Column①歴史に名を刻んだ、偉大な数学者たち
第1章 数列のしくみ
Column②数学史に大きな影響を与えたピタゴラス
第2章 数列あれこれ
Column③円が長方形になる!?
Column④自然界だけでなく、プログラミングの世界でも数列は役立つ?
第3章 奇跡の数列
Column⑤ノーベル物理学賞の受賞のペンローズ「ペンローズ・スタイル」にも黄金比が!
Column⑥無限に続く、美しい黄金数
第4章 使える数列
Column⑦数列の理解がより深まる! 知っ得 用語集

著者略歴

著:松下 哲
1972年生まれ、俳優。 東京大学工学部電子工学科卒業後、メーカーでエンジニアとしてテレビの電子回路等の開発設計に従事。東大学生演劇集団シアターレベルフォー、『走れ!ばばあの群れ』等を経て、2001年、新国立劇場『贋作・桜の森の満開の下』出演を機に6年勤めたメーカーを退職し、以降、俳優・ナレーターとして活動。何ごとにも「魂燃やす」が信念。 情報処理安全確保支援士、ITストラテジスト、プロジェクトマネージャ、データベーススペシャリスト、システム監査技術者エンベデッドシステムスペシャリスト、数学教員免許など多数の資格を取得。NHK『新選組血風録』、NHK土曜ドラマ『芙蓉の人』、EX『相棒season15』、NHK『いだてん』、映画『空母いぶき』、アニメ『蟲師続章』など、テレビや映画、アニメなど幅広く活躍中。

ISBN:9784537218824
出版社:日本文芸社
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:850円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年03月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PBK