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オープンダイアローグがひらく精神医療

著:斎藤 環

紙版

内容紹介

「開かれた対話」を通じて精神疾患にアプローチする。この画期的な手法であり思想を、日本に導入すべく奔走する著者の最新論集。

目次

1 オープンダイアローグの可能性
 1 オープンダイアローグ
 2 こころのトポスはどう変わったか
 3 「開かれた対話」と「人薬」
 4 反‐強度的治療としてのオープンダイアローグ
 5 心理職とオープンダイアローグの可能性

2 オープンダイアローグの現場から
 6 オープンダイアローグによる統合失調症への治療的アプローチ
 7 アウトリーチとオープンダイアローグ
 8 “コミュ障”は存在しない――開かれた対話と「コミュニケーション」
 9 「ほめる」こととリフレクティング

3 オープンダイアローグを読む
 10 SF的視点が可能にした精神医療への批評 
   宮内悠介『エクソダス症候群』
 11 二人であることの病? 青山七恵『繭』
 12 ポリフォニーを“聞き流す” 坂口恭平『家族の哲学』

4 人間回帰としてのオープンダイアローグ
 13 オープンダイアローグがひらく新しい生のプラットフォーム 
   村上靖彦×斎藤環
 14 オープンダイアローグの日本への導入に際して懸念されること

著者略歴

著:斎藤 環
筑波大学医学医療系社会精神保健学教授

ISBN:9784535984653
出版社:日本評論社
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ