出版社を探す

天の川が消える日

著:谷口 義明

紙版

内容紹介

≪著者からのコメント≫
織姫と彦星の七夕伝説でも天の川は有名です。その天の川銀河に私たちは住んでいます。
空を見上げると止まっているように見える銀河は、実は猛スピードで動いていて、
隣人のアンドロメダ銀河は天の川に向かっているのです。それも、なんと数十億年後には
衝突してしまう…。

星の大集団である銀河を出発点に、天の川の中の目に見えるものと目に見えないものの世界。
そして、天の川の宿命と宇宙の未来予想図までを一気に描き出します。

身近な天の川をきっかけに、宇宙の誕生から終焉までを、気鋭の天文学者が明快に答えています。
天文学の入門書としてぜひ手に取っていただきたい一冊です。

目次

まえがき

1. 天の川ってなんだ
1-1 星々の世界
1-2 天の川の中にあるもの
1-3 渦を巻く天の川
1-4 銀河の世界

2. 天の川を操るもの
2-1 天の川を見る
2-2 天の川の周辺
2-3 天の川を操るもの

3. 天の川の行く末
3-1 隣人としてのアンドロメダ銀河
3-2 アンドロメダ銀河との宿命
3-3 天の川の消える日
3-4 宇宙の行く末

著者略歴

著:谷口 義明
1954年,北海道生まれ。
1978年,東北大学理学部天文学科卒業。
現在,放送大学教授。
理学博士。専門は銀河天文学。
すばる望遠鏡を用いた深宇宙探査で128億光年彼方にある多数の若い銀河を発見。
ハッブル宇宙望遠鏡の基幹プログラムである「宇宙進化サーベイ(コスモスプロジェクト)」
では宇宙の暗黒物質(ダークマター)の3次元地図を世界で初めて作成。

主な著書に,『宇宙進化の謎』『新・天文学事典』(講談社),
『銀河宇宙の最前線――「ハッブル」と「すばる」の壮大なコラボ』
『谷口少年,天文学者になる――銀河の揺り籠 ダークマター説を立証』(海鳴社),
『天文学者の日々』『続・天文学者の日々』(以上,創風社出版)ほか多数。

ISBN:9784535788572
出版社:日本評論社
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2018年06月
発売日:2018年06月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PGK