数学の二つの心
著:長岡 亮介
内容紹介
学校数学には二つの心がある。《表の心》と《裏の心》。そして《裏の心》こそ数学の本質だ。数学をまなぶすべての人の必読書!
目次
はしがき――「数学の二つの心」とはなにか
第0回 分かりやすいことより大切なこと
1 数について
第1回 分数と負数をめぐって
第2回 無理数と実数をめぐって
第3回 虚数と複素数をめぐって
2 式について
第1回 「式」という奇妙な数学用語
第2回 代数的記号法の核心
第3回 代数的記号法の隠された前提
第4回 式の変形のいろいろな意味
第5回 方程式と恒等式をめぐって
3 関数の基本概念について
第1回 比例と反比例をめぐって
第2回 変数の概念をめぐって
第3回 関数記号をめぐって
4 集合と論理をめぐって
第1回 集合をめぐって(1)
第2回 集合をめぐって(2)
第3回 論理をめぐって
コラム 数学教育の現代化について
5 確率について
第1回 場合の数をめぐって
第2回 組合せをめぐって
第3回 確率をめぐって
第4回 統計をめぐって――データの分析
コラム 《思索ノススメ》
6 幾何について
第1回 初等幾何をめぐって
第2回 解析幾何をめぐって
コラム 学校幾何の狭さを克服する可能性
7 指数・対数について
第1回 指数概念の拡張をめぐって
第2回 対数の考え方をめぐって
第3回 対数法則をめぐって
第4回 対数方程式と対数不等式をめぐって
8 三角関数について
第1回 出発点となる三角比をめぐって
第2回 三角比と三角関数の違いをめぐって
第3回 加法定理をめぐって
9 数列について
第1回 等差数列と等比数列を中心に
第2回 シグマ記号Σをめぐって
第3回 漸化式の考え方をめぐって
第4回 漸化式の「解法」をめぐって
第5回 数学的帰納法をめぐって
10 微積分について
第1回 無限をめぐって
第2回 微分法をめぐって
第3回 積分法をめぐって
11 大学数学への第一歩
第1回 大学微積分でなぜつまずくか
第2回 大学線型代数でなぜつまずくか
本書を書き終えて
ISBN:9784535785946
。出版社:日本評論社
。判型:A5
。ページ数:289ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2017年09月
。発売日:2017年09月27日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PB。