1 おぼれる発達障害の子どもたち……………大嶋正浩×中島洋子×中庭洋一×橋本大彦
早期教育より大切なこと
「おぼれる」というより「泳ぎ方を知らずに育つ」
家庭の文化に目を向ける
コミュニケーションを成立させにくい社会
親への感謝を再認識するには
心地よい親子関係からしつけへ
エッセイ 元気で活発な子たちに囲まれて 大嶋正浩
エッセイ 私の臨床歴とJaSCAP‐Cの発足まで 中島洋子
エッセイ 私と発達障害との接点 中庭洋一
エッセイ 来し方と今思うこと 橋本大彦
2 不登校は大事件か――学校に行けない子どもたち……大髙一則×田中康雄×牛島洋景
「困っていない」と話す不登校の子どもたち
一〇歳の壁
不登校は変わったのか
苦悩を言語化する力
不登校はチャンス――察してもらうこと
不登校の低年齢化①相互の関係性――自立性の発達(〇~三歳のそだち)
不登校の低年齢化②社会性とは折り合いをつけること(三~六歳のそだち)
不登校の低年齢化③デジタルは悪者か?
子育てに答えなんかない
エッセイ 児童精神科医をめざす 大髙一則
エッセイ 僕はどこから来たのか、僕はどこに行くのか、そして僕は何者か 田中康雄
エッセイ あの時見た風景 牛島洋景
コラム JaSCAP‐Cと長尾圭造先生 奥野正景
3 親であることの難しさ……………………………………大瀧和男×杉村共英×伊室伸哉
最近の家族像の変化
子どもと親、どちらも支える
お母さんの子ども時代に目を向ける
お父さんはどうしているか
親を諦める
エッセイ 天職 大瀧和男
エッセイ 児童精神科医の役割について 杉村共英
エッセイ 普通の精神療法 伊室伸哉
4 発達障害のインフレーション……………………………大嶋正浩×神尾陽子×原田剛志
学校の要求に対する不適応と過剰適応
発達障害の本当の問題とは
学校での問題の原因は大人の不安
子どもの気持ち・意見を聞く
保健室・養護教諭の活用
逃げ道や選択肢を用意する
子どものそだちを大人が邪魔しない
エッセイ 発達障害との四〇年 神尾陽子
エッセイ 「発達障害は体質」という視点 原田剛志
5 児童精神科医だってたいへん……………………………大瀧和男×鬼頭有代×奥野正景
症例にみる地域差
本人は何に困っているのか
子どもの気持ちを聞く、親のサポートも行う
ADHDの背景にある自閉スペクトラム症を見逃さない
連携は「言うは易く行うは難し」
家庭への福祉的なサポートを考える
SSWへの期待
エッセイ 自閉スペクトラム症と向き合って 鬼頭有代
エッセイ 子どもも診られる精神科医? 奥野正景
まとめ 「死にたい」「消えたい」という子どもたち……大髙一則×大嶋正浩×大瀧和男
いい子じゃないと生きていけない?
身体化をどう考えるか
三歳の子どもの「死にたい」
「人といると疲れる」という子どもたち
理性を伸ばす教育の弊害
勉強より遊びを
情緒的な豊かさの価値
孤立する家族
欧米・歴史にみる子ども観
多様性に応える教育とは
「そのままのあなたでいいよ」という安心感を
日本児童青年精神科・診療所 連絡協議会(JaSCAP-C)会員名簿