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現代アメリカ経済論

新しい独占のひろがり

編:大橋 陽
編:中本 悟

紙版

内容紹介

現代のアメリカにおいて、経済権力が制度、政治、政策に及ぼす力について、理論的かつ実証的に明らかにする。

目次

第Ⅰ部 現代アメリカ経済における新たな独占
第1章 ビッグ・テック――ハイテク製造業からプラットフォーマーへ
第2章 金融――2008年金融危機後における巨大資産運用会社の台頭
第3章 農業・食品加工業――家禽部門と豚部門における垂直的統合を中心に
第4章 軍需産業――軍産複合体の特質と存続要因について
第5章 小売業――チェーン・ストアからウォルマートまで

第Ⅱ部 独占のグローバル・リーチの新展開
第6章 国際分業の編成とグローバル・バリューチェーン
第7章 ドル体制と金融覇権
第8章 産業界が生んだ「非正規移民」
第9章 高度人材の育成とグローバル頭脳獲得競争

第Ⅲ部 独占と経済・規制政策論
第10章 コロナ危機下のインフレーション論争――経済力集中の重要性
第11章 少額ローンと金融包摂――消費者金融法タスクフォース報告書に見る永続的課題
第12章 アマゾンと反トラスト政策――反トラスト政策の歴史的な歩みと現在地(初校にて検討。例:アマゾンと競争減退懸念――反トラスト政策の歴史的な歩みと現在地)
第13章 巨大プラットフォーマーと市民社会――社会問題化の現在と将来

著者略歴

編:大橋 陽
大橋 陽 (おおはし・あきら) 立命館大学経済学部教授
編:中本 悟
中本 悟 (なかもと・さとる) 立命館大学経済学部教授

ISBN:9784535540316
出版社:日本評論社
判型:A5
ページ数:288ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ