目次

序文　須藤　明

第１章　刑事裁判の今日的な課題と情状鑑定
１　刑事裁判の今日的な課題と情状鑑定　　　武内謙治

第２章　情状鑑定
１　情状鑑定とは何か　　本庄　武
２　弁護人から見た情状鑑定　　山﨑健一
３　鑑定事例
　３－１　本鑑定(裁判所依頼の鑑定)の事例　　岡本吉生
　３－２　私的鑑定(弁護人依頼の鑑定)の事例　　須藤　明
　３－３　情状鑑定における調整的関与と司法福祉の可能性　　村尾泰弘
４　情状鑑定の現状と課題　須藤　明

第３章　米国の制度――法曹三者以外の専門家の活動を中心に
１　治療的司法という新しい流れ　　丸山泰弘
２　問題解決型裁判所――ドラッグコートを中心に　　丸山泰弘
３　判決前調査　その歴史と現状――刑事裁判にかかわる人間行動科学の専門家に焦点を当てて　　須藤　明

第４章　刑事司法と人間行動科学
１　人間行動科学の視点を導入する意義　　岡本吉生
２　判決前調査制度の導入に向けて
　２－１日本における判決前調査制度導入を巡る歴史的経緯　　丸山泰弘
　２－２鑑別的手法による情状鑑定，判決前調査への参画　　　竹田　収
　２－３社会福祉の立場から見た判決前調査――米国との比較から　　戸井宏紀
　２－４判決前調査制度を導入するに当たっての課題　　本庄　武
３　必要的判決前調査の提案
　３－１　スーパーデュープロセスと判決前調査　　笹倉香奈
　３－２　少年法20条2項事件と判決前調査　　岡本吉生

あとがき　　岡本吉生