患者が呈する症状などのキーワードから，適した漢方方剤を選択できる書籍．
症状・疾患ごとに，漢方方剤を使い分ける重要キーワードとして，適応となる症状や効能，証からみた病態などをピックアップ．診療中でも見やすく，直感的に漢方方剤を選択できるよう，1～2ページの表にまとめた．
日常診療で遭遇する9分野・120以上の症状・疾患を取り上げ，保険未収載品を含めた幅広い方剤を掲載．
本書を用いて方剤選択の可能性を広げることで，より細やかに患者の愁訴に寄り添うことができる．
【漢方処方のこんな悩みを解決】
・処方の幅を広げたい
・病名診断に基づく方剤選択から一歩先に進みたい
・自身の専門診療科以外の症状への方剤選択で迷うことが多い
・普段使わない方剤の目標証が思い出せない
◆目次◆
1．内科系
感冒/頭痛/倦怠感/夏ばて/宿酔/乗り物酔い/咳/喘息・喘鳴/胸痛・胸満/起立性調節障害/高血圧/浮腫（リンパ浮腫）/抗加齢/肥満/糖尿病 など
2．消化器系
悪心/胸焼け・呑酸/上腹部膨満/下腹部膨満/上腹部痛/下腹部痛/機能性消化不良/胃腸炎/下痢/便秘/過敏性腸症候群 など
3．痛み系
三叉神経痛/打撲/リウマチ性多発筋痛症/上肢の痺れ・痛み/肩こり・肩関節周囲炎/手根管症候群/手指関節症/下肢の痺れ・痛み/腰痛/膝関節痛/関節リウマチ/痛風 など
4．自律神経・精神系
冷え症/下肢の冷え/内臓の冷え/寝汗/顔面痙攣/失神/動悸/興奮（高齢者）/不安/不眠/注意欠如多動症（ADHD） など
5．産婦人科系
月経不順/月経困難症/月経前緊張/過多月経/妊娠悪阻(つわり)/逆上せ/年期障害/いらいら など
6．泌尿器科系
頻尿/乏尿(排尿困難)/尿失禁/前立腺肥大症/小児夜尿
7．耳鼻咽喉科系
目眩 (メニエール病)/耳鳴り/中耳炎/突発性難聴/鼻炎/アレルギー性鼻炎・花粉症/後鼻漏(副鼻腔炎)/嗅覚異常/扁桃炎・咽頭炎/口内炎/味覚異常 など
8．皮膚科系
アトピー性皮膚炎/脂漏性皮膚炎/乳児湿疹/じんま疹/皮膚瘙痒/掌蹠膿疱症/肝斑/痤瘡 (にきび)/円形脱毛 など
9．眼科系
ドライアイ・眼精疲労/流涙/眼瞼痙攣/アレルギー性結膜炎/霞目
